最終更新日2019.12.31 19:46
2019年の振り返り
気づけば2019年も今日で終わり。
「1年があっという間だ。。」って年寄りみたいで言いたくないけど、確実に1年は早く感じるようになってきた。気づけば僕も42歳。
ということで、ザーッとこの1年でやってきたことを振り返ってみたい。
1月
2019年の初競りは前年12月に比べて大幅下落でした。それでも100万円近い相場。今から見ればまだまだ異様な空気だったな。
#但馬家畜市場 2019年初セリ。予想通りの大幅下落。去勢平均952,594円(先月比172,830円安)雌平均927,295円(先月比77,496円安)昨年11月から見れば去勢は27万円安。それでも全国トップの市場に変わりなし。春まではこのまま推移しつつも子牛価格は二極化が進む。そう思っています。良い牛出そっと。 pic.twitter.com/jLtBzjGqAY
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) January 9, 2019
たなちくHP完成!!
新年早々新潟のウィザップのハカセに作ってもらった新HPの公開をした。見てくれるお客さんと一緒に作っていくSNSとHPを融合した今までになかった新しい形のHPだ。ずっと僕の投稿を見てくれたハカセだからできたんだと思うんだよね。今もずっとweb関係はハカセが支えてくれてます。このHPが僕たちの拠点です。
【公開】田中畜産のHPが新しくなったよーーー!!牛についてお肉について僕らについて。日々の発信やSNSでの関わりがどんどんと蓄積されていく「成長するHP」です。今の僕たちを知ってもらえる大きな入り口にしていきたいな。僕たちの分身です!!よろしくお願い致します!!https://t.co/9dB0okAbQN
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) January 10, 2019
エクスマセミナー東京・大阪にて演劇公演
2018年の春から毎月静岡県で演劇の稽古をしていたんだけど、その集大成が1月の東京と大阪での公演だった。表現力に役柄や状況に合わせた想像力。体全体を使って伝える演劇は単純に面白くて勉強になった。機会があればまたやってみたいな。
いよいよ演劇当日。僕らはプロの役者じゃい。全員が経営者。「なんで演劇。。」という声もある。当たり前だ。みんなが社員や家族の理解をもらいながら、この半年何のための演劇かを問い続け、やっと何が伝えられるかに変わって来た。厳しめに、でも楽しんでもらえたら嬉しい。 #エクスマ新春セミナー pic.twitter.com/F3AJmJITJ3
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) January 15, 2019
昨日のことをツイートしようとしたけど、ダメだね。ツイートは生ものだから。その時の感情とリンクしないと呟けない。そんなtwitterが大好きです。と言うことで #エクスマ新春セミナー で参加された方のたくさんのツイートを見てほしいな笑。素晴らしい経験をさせて頂きました。ありがとうございます! pic.twitter.com/4YA8K83bh6
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) January 22, 2019
さあ、今日は #エクスマ新春セミナー in大阪。泣いても笑ってもここがこの演劇のラスト。今日来てくれた人のために、僕の出来ることを出し切ろうと思います。それだけ。楽しみにしてて下さい!! pic.twitter.com/X0jLs5yagZ
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) January 22, 2019
放牧敬産牛肉「ゆきひめ6」販売
エクスマ劇の東京公演と大阪公演の間に「ゆきひめ6」の肉販売をスタート。販売開始30分で牛1頭が完売するという状況に言葉が出なかった。肉販売を始めた2007年は1頭売るのに半年かかってた。おまけに結局売れずに自分で食べてたのにね。でも正直そろそろみんな飽きてきてるんじゃないかと思ってた。だからすごく嬉しかった。
かわぐちまさみさんの取材もこの日だったな。
今日の取材のテーマは食育。牛が肉になる事が分からない都会の子供達。畜産農家はどんな食育をしているのか。って聞かれても、僕、食育、してないっす。。そんな空気読まない僕と僕とは全然考え方の違う妻。これが田中畜産だと話しながら思った。面白い記事になる気がする。楽しみにしてて下さいねー! pic.twitter.com/I8Ze8M3WLl
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) January 19, 2019
2月
たなちくユニフォーム完成!!
今でこそみんな何も言わないけど、これが完成した時の衝撃は凄かった。僕の大好きな短パン社長のKeisukeokunoyaで作ってもらった田中畜産ユニフォーム。いやマジでかっこいい。そしてマジで動きやすくて使いやすい。
牛飼いというハードな現場で毎日洗濯してるけど生地が全くヘタレないし、濡れてもすぐ乾く。それなのに着た時の肌感触も快適なのだ。
でもそれ以上に、「妻と一緒にユニフォームを着て仕事をする」ということ。そこに本当大きな意味を感じています。
HOKKAIDOでタナカレー準備
カレー大好きな兵庫の牛飼い田中一馬と、カレー大好きすぎてスパイス販売までしている北海道の電気屋の奥さん田中忍さん。忍さんは僕のお肉のお客さんでもあり、僕は忍さんのスパイスのファンでもあり。SNSを通じ、リアルでも何度も出会って、1年くらい前から一緒にカレーセットを販売しようって話をしていたのだ。その名も「タナカレー」。そのカレースパイスを詰めるために1700km離れた美幌町(ほぼロシア)に妻が行ってきたんだよな。今書いててもマジで意味が分かんない笑。
これやるために行った感あるよね笑。
スパイス調合&袋詰め作業のアルバイトの田中さん( @tanatiku )には実は作業前に我が社の社訓を一緒に言ってもらいました。#タナカレー #たなちく #シノズキッチン pic.twitter.com/zndDKPhfmY
— シノズキッチン料理教室 田中忍 (@yoden1490) February 5, 2019
あ、この頃Keisukeokunoya✖️Fubicのリュックを買ったら、なんと奄美大島TheSCENEの宿泊券が当たったのだ。子供が生まれて10年目。これがきっかけで初めての家族旅行に行くことになったんだ。
牛飼い16年。家族旅行に行ったことはない。そんな中で奄美大島のホテルの宿泊券が当たったー!そんなことってあるのかよ!!奄美とか遠すぎて考えた事もなかった。でも距離って単なるその人の意識なのかもしれない。世の中は思ってる以上にそんなものだらけ。だからこそ行動。https://t.co/37L1EKKsYV
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) February 23, 2019
放牧敬産牛肉「てるこ3」販売
1月のゆきひめ6の販売に続いて、2月は「てるこ3」の肉販売。正直「先月販売したばっかりだし売れないよなー。」と思っていたけど、販売10分で150人の方にご購入いただき、1時間での完売。開始1分で15人も決済してるし笑。すごいなーって、自分のことじゃないようにパソコンの画面見てました。
これだけ見ればすごく見えるのかもしれないけど、裏を返せば欲しいと思う方に届けられない零細肉屋の現状でもあるんだよね。そんな自分の力不足を感じながらも、今は喜んでもらえる姿が嬉しいです。
3月
3月に入って早々、大阪府立農芸高校の子たちが来た。こんな視察は多いんだけど、この時の話がきっかけで自分たちで経産牛の肉にするまでの取り組みをスタートしたって報告を先日いただいたんだ。こういうのってすごく嬉しい。
ちなみに生徒も先生もみんなツイッターのフォローワーさん。だけど僕以外お互いのアカウントは知らないとかウケるわ笑。
大阪府立農芸高校の子たちが来た。やっぱり僕は若い子と話すのが好き。おじさんだから笑。やってきたことが役に立てるのは嬉しい。僕も頑張ろって気持ちになる。ちなみにみんなtwitterのフォロワーさんです。こう言った繋がりは全て偶然じゃなく必然。面白いなーって思うんだよね。全世代SNS世代だな。 pic.twitter.com/FBh0LWHnL8
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) March 1, 2019
タナカレー料理教室(シノズキッチン)&タナカレー販売
1700kmかけて北海道美幌町までカレースパイスを詰めに行った翌月、今度は美幌町から忍さんが来訪。タナカレーはレトルトではなく家庭で作る本格スパイスカレー。おまけに放牧敬産牛肉は硬いから料理の手間が少しかかる。そんなこともあってタナカレーの料理教室を開催することにしました。実は忍さんはカレースパイス販売だけではなく、全国で料理教室もされている電気屋の奥さんなのだ。
いよいよ3/17(日) #タナカレー の販売がスタートだよー!!それに伴い16(土)14:00〜 #シノズキッチン でお馴染みの田中さんによるタナカレー教室を開催!って明日やん笑。お子様連れでの参加が多いのでわちゃわちゃ感満載です。まだまだ募集中。みんなでカレー食べようね!https://t.co/j6m2EGFTdr pic.twitter.com/HHVO5KCJ5J
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) March 14, 2019
盛りだくさんで書ききれないから、詳細はブログみてください。。。
こちらは忍さんのブログ
あ、そうそう。3/29は藤田和日郎原画展だったよね!!
泣きそうです。正直泣いた。胸いっぱいでちょっとツイート出来ない。。 #藤田和日郎原画展 pic.twitter.com/F54A6eEBQM
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) March 29, 2019
大正区の焼肉たつみさんとの出会いもこの日だった。いつか一緒に何かしたいな。
ちなみに激バズリした餌袋マンもこの時だったのだ笑。
4月
平成最後の雪が降った4月。
雪やないか。。。まさに平成のなごり雪やないか。。。 #令和 pic.twitter.com/GmhhvhzNPO
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) April 1, 2019
たなちくパーカー販売
2月のたなちくユニフォームから2ヶ月。ユニフォーム第二弾としてたなちくパーカーを作りました。もちろんProduce by Keisukeokunoya。1枚8,000円と高い洋服にもかかわらずたくさんの方が買ってくれた。肉だけじゃなく自分自身が商品なんだって、このことを通して僕は教えてもらった気がしてます。
【TANATIKUパーカー販売します!】
たなちくユニフォーム(右下)を作っていただいた #Keisukeokunoya で、今回パーカーを作ってもらう事になりました!!ロゴも牛も超可愛いんす。一緒に楽しんでくれる方に届けたいな。1枚8,000円+tax。締め切り明日っす。早ああーー!!欲しい方はコメント下さいね! pic.twitter.com/TnwSlKrYxO— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) April 2, 2019
牛舎建設スタート
思い立ったが吉日。4月は牛舎建設に向けて動き出した月でもあったな。
新しい牛舎に向けて再度測定。土地が限られてるから200㎡と小さな牛舎です。でも楽しい。限られてるからこそ知恵の出しどころ。どれだけ飼えるかではなくどうありたいかっす。 #牛小屋ものがたり pic.twitter.com/Kvu5Yl70qR
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) April 15, 2019
ここには書かないけど削蹄だって年間通してバリバリやってるよ。いちいち書かないけどね。。。って、、、パンティーーーーー!!
甥弟子にホテルを任せたら四日市で一番高級なホテルを取ってた。作業着で便所サンダル。牛糞の匂いをほのかに纏う客などいない。しかも兄弟子を差し置いて僕だけツインだ。もちろん自腹。マジ半端ない。とりあえず落ち着こうと風呂に向かった僕の目に映ったものは黒のパンティ。何から突っ込めばいい? pic.twitter.com/qtwruOyXvn
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) April 16, 2019
種雄牛の削蹄。人が牛を制御する技術。これが単独保定だ。 #牛ネタ pic.twitter.com/XnutaOuPTF
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) April 17, 2019
5月
牛も好きだけど、こういう時間が作りたくて牛飼いを始めたんだよ。
こういう時間が作りたくて、僕は牛飼いを始めたんだよ。これが畜産農家のこどもの日。 pic.twitter.com/BZVVLcNPvl
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) May 5, 2019
どっこいしょニッポンに掲載
かわぐちまさみさんによる食育の記事で田中畜産を掲載していただきました。今までいろんなメディアに載せていただいたけど、過去一番の良記事だと思ってます。
命に感謝するってどう教えてるの?そんな事をよく聞かれる。僕は教えたことなんてないし、そもそも教えるもんじゃない。大切なのは関係性を育むこと。そんな事を作家のカワグチマサミ先生が描いてくれました。今まで色んな取材を受けて来たけど、過去一番の良記事だと思ってる。ぜひ読んで欲しいな。 https://t.co/JpNujK1Xja
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) May 16, 2019
たなちくユニフォーム肉バージョン(白)完成!!
2月に完成したたなちくユニフォーム。なんと白も作っていただきました!!こちらは肉屋バージョン。こんな牛飼いいんのかよ!!
#たなちくユニフォーム の白バージョンが来たよ!!かっちょええぇーーー!!基本はネイビーだけどね。1着だけ白で作っていただいたのです。肉切り用かな〜。「こんな牛飼いいんのかよ!!」って、楽しんでもらえる物を作っていきたいな。好きな事を楽しく出来るように動き続けるよ。 #Keisukeokunoya pic.twitter.com/YIo9EWWEnx
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) May 18, 2019
短パンフェス(in長野)に出店
そして5月のメインは長野県で行われた短パンフェスに兵庫の田中と北海道の田中のタナカレーでの出店。飲食経験が全くない中で飛び込んだフェスでした。すごい経験になった。250食のカレーを販売。
#短パンフェス に向け #タナカレー の最終調整。バラとスジでは味が違うので当然カレーの味も変える。当たり前だが同じ味じゃない。でもね、食べてみてこの幅の広さがタナカレーだと思った。1800km離れた田中×田中が作るカレーの魅力。以前のタナカレーを食べた方にこそ食べてもらいたい。美味いす。 pic.twitter.com/NiEEgteXjF
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) May 23, 2019
#短パンフェス 始まったねーーーー!!チームタナカレーが全力を出し切れるように、僕は家と牛を全力で守る役。昼ごはんはもちろん #タナカレー 短パンフェスバージョンだよ。辛ぁあああーーーーーー!!でも止まんない。。ステマ抜きでマジ過去一美味いっす。是非食べてみてね!!楽しい一日を!!! pic.twitter.com/WjRcZ7UdmY
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) May 28, 2019
https://twitter.com/tanakakazuma/status/1133699440546525185?s=20
僕は留守番だったんだけどね。忍さんとアキーコと妻が頑張ってくれた。
良かったら忍さんのブログも見てね。
6月
さあいよいよ令和元年度の放牧がスタート!!
放牧敬産牛肉トリップニソワーズの販売
僕が唯一お肉を卸す神戸のフランス地方料理MOMOKAにお願いして、今年も放牧敬産牛肉のホルモンでトリップニソワーズを作っていただきました。これが控えめに言ってマジでうまい。もちろん完売。安定の人気商品でした。
おはよー!本日20:00〜https://t.co/Lo7JRIc5x5にて【たなちく×MOMOKA】の #トリップニソワーズ を販売します!!ゴロっとホルモンがしっかりと野菜と煮込まれ、トマトベースのソースで調和したフランスの田舎料理。湯煎するだけで晩御飯のメインになるよ。控えめに言ってマジ美味い。見逃さないでね! pic.twitter.com/o8PwUWZg1g
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) June 27, 2019
僕が唯一お肉を卸す神戸のレストラン。フランス地方料理MOMOKAが移転オープンしました!!すっごく良いお店なのでぜひ行ってみてほしいな。そして!今年も! #たなちく ×MOMOKAのトリップニソワーズを販売します!!6/28(金)20:00〜。詳しくはブログにて。お楽しみに!!https://t.co/MUEmSi5Hal
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) June 25, 2019
現代農業7月号掲載
細霧装置による暑熱対策についての記事が現代農業に掲載されました。現代農業への寄稿は4回目。これがきっかけで繋がった農家さんも多いんだよね。
現代農業7月号が届いた。細霧装置による暑熱対策について今回寄稿しました。是非手にとって読んで下さいねー。販売は6月5日。どこの書店でも置いてますんで。それにしても毎回毎回3部送ってくるんだけど配れという事なのかな?学生限定で2部プレゼントします。欲しい人はリプしてね。大人は買ってね。 pic.twitter.com/Ao2uf5DS9Y
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) June 2, 2019
現代農業7月号が出てましたー。細霧装置による暑熱対策について寄稿しました。暑くなる前に読んでみてね。 #牛ネタ pic.twitter.com/91Fq7UXypB
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) June 15, 2019
ちなみにこっちはボツでした笑。
https://twitter.com/tanakakazuma/status/1136776485174296576?s=20
7月
牛飼いに夏休みなんてない!!なんてことはない。
子供が生まれて初めての家族旅行に行ってきました。もうね、ヤバすぎた。。
またみんなで来たい。もっと頑張って家族でもう一度旅行に行こうと思った夢のような3日間でした。
理想肥育「秋福悠」の販売
もちろん遊んでばかりじゃない。7月は今までの放牧敬産牛肉とは違い、約3年飼育した但馬牛の理想肥育を自家割りして販売しました。今までの牛とはかけた経費も肉量も全く違う。「僕の肉のお客さんは放牧を楽しみについてきてくださるはずなんだ。おそらく今までのようには売れないだろう。。。」正直に言えばそう思ってた。でも、僕がしたいことは放牧のお肉じゃなくて、牛を通して喜んでもらうことだから。しっかり伝えて売ろうって思ったんだ。
34ヶ月齢。A4-7。431.9kg。
全部位の解説ブログは保存版。
商品数は1100個。いざ販売を開始すると肥育牛1頭が2時間で完売という結果だった。正直何が起きたのかわからなかった。。
僕は毎回お肉を販売するときはめちゃ緊張してる。それは肉に自信が有ろうが関係なく。自信のあるものと売れるってことは全くの別の話だから。
売れるってことは選んでもらうってこと。
但馬牛だとか神戸ビーフだとかちょっと長期肥育の35ヶ月齢とか小豆色だとか、そんなキーワードは世の中に腐るほど溢れてるし、選んでもらう理由にはならない。
今まで放牧の但馬牛の肉を12年販売してきた。これは日本のみならず世界でもうちだけの取り組みだ。正直そういった部分に魅力を感じてるお客さんが多いのも知ってた。でも、なんだろ、そんなの関係なかった。
僕だから。あつみだから。たなちくだから。
そう思ってくれる人がたくさんいてくれた。もちろんただ神戸ビーフ食べたいってお客さんもいるけどね笑。
緊張するんだ。人は飽きるから。それが当たり前だから。
毎日毎日SNSで僕が発信するのはそれが好きだから。毎日毎日自分の思うことや日常を全部ぶつけて、僕自身を見てもらう。売るためじゃなく好きな人と繋がるために。
そう思ってやってきたことが、少し形になってきた気がした。
欲張りなんだよね笑。
脱骨に精肉カットスタートにお世話になった方のお店のプレオープンに明日の牛市に牛の陣痛に牛舎の見積もり完成に融資の決定にパネラーの依頼に計画の変更にタナカレーにTANATIKUパーカーにトリップニソワーズにと今日一日のツイートが全く追いつかない。でも忙しいからツイートしないとか無いから。
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) July 9, 2019
牛飼いして削蹄してお肉やって。このパターンはもう11年。肉切るから牛飼いしないとか、忙しいかツメキリ無理っすとか。ありえない。とにかく全部やる。欲張りに見えるかもしれないけど、全部やるから全部やれるのだ。当たり前だけどね。やりたいことやるってそう言うことだと思う。楽しいよ。 pic.twitter.com/84Y3BpeIlt
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) July 13, 2019
秋福悠の発送の時には新潟からアキーコも手伝いに来てくれた。いや、遊びにかな。。。どっちでもいいや。ありがとう。
あ、そうそう。こういうことも大切。
僕は繁殖農家あっての神戸ビーフだと思ってるから、引き続き粘り強く但馬牛の未来を模索し続なきゃいけないと覚悟を決めてる。
第55回美方郡和牛育種組合通常総会です。美方郡、兵庫県、但馬牛、そして日本の和牛の方向を左右する大切な組織だと思ってます。しかし相変わらずの参加者の少なさ。来賓は衆議院議員、県議会議員、町長、農林事務所所長とずらーっと来られてるのにね。役員として力不足を感じつつ今期も頑張ります。 pic.twitter.com/V29VB3HAWS
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) July 4, 2019
8月
ちょっっ!!カツとかっ!!!8月なのにカツとか!!!
ちょっっ!!カツとかっ!!! https://t.co/dBOIGdTvP6
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) August 29, 2019
たなちくTシャツ販売
8月はたなちくユニフォーム、たなちくパーカーと続き、第三弾のたなちくTシャツの販売でした。
牛飼いなのにね。なんと告知から締め切りの数日間でTシャツが70枚も売れた。(別途自分用に40枚買った笑)
こんなふうに僕が洋服の販売をすることができたのは短パン社長こと奥ノ谷圭祐さんのおかげに他ならない。僕のSNSの使い方もオクノヤさんを真似ての今がある。タナカレーだって短パン社長が繋いでくれた縁なんだよね。
そんな話は現在絶賛販売中のこの本にも書いていただいています。読んだことない方は是非読んでほしいな。
こんな熱い8月に熱い宮崎から全国ハイスクールサミットのために市長が挨拶にいらしてくれたんだよね。これには気合入った。
10月2日〜4日で宮崎県小林市で行われる #全国和牛ハイスクールサミット。パネラーで参加させていただくんだけど、なんとわざわざ小林市の宮原市長と職員の方々が挨拶に来られました。この為だけに800km以上の距離とかあり得ないし。僕らは本気で向かうって事です。高校生のみんな小林市で待ってるね! pic.twitter.com/PK8YcuD9gl
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) August 11, 2019
9月
あっという間に秋。9月から11月にかけては牛の品評会や共進会シーズンになる。削蹄が最も忙しくなる時期でもあるんだよね。だから遠征や肉販売なんかは自粛。とても手が回らない。そんな中でもやれることはいくらでもある。
香美町子牛品評会で去勢チャンピオン
畜産農家が子牛の出来を競う子牛品評会。去勢の部ではあったけど今年念願のチャンピオンを獲ることができた。メインは雌の部なので満足はしてないけど、一つの結果は残すことができたかなって思ってる。
ここ数年、親の管理から見直すことで強い子牛の生産ができるようになってきた。ネットでは派手に動いてるように見えるけど土台の子牛生産が全然ダメじゃ何の意味もないもんね。
去勢の部でチャンピオンとったよ!!#香美町子牛品評会 pic.twitter.com/KmdJI22WRl
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) September 6, 2019
いい雌も買えたよ。
雌の部のチャンピオン牛は斡旋会にて購入!良い子を産んでくれるよう頑張るでーーー!!よろしくねーー。 #香美町子牛品評会 pic.twitter.com/R6EnGipLWO
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) September 6, 2019
基本的に僕は変わり者だ。僕の自分勝手と協調性の無さは一生治らないと思ってる。
でもその中でも「カズマだからしゃーないな笑」と言われるのと、「カズマは関わったらあかん笑」と言われるのでは全く自分が出来ることって変わってくる。何より面白くないよね。変わり者であっても、好きなことをしまくっても、周りと共に進む気持ちがあるのか。結局はそう言うとこなんだと思ってる。
畜産農家はともすれば一人の世界で完結しがちだ。でもこう言う場で顔を合わせ、話をし、牛を見比べて研鑽し、悔しい思いをしていく中で畜産って育まれるんじゃないのかなと思うんだよな。
高値推移が続いていた子牛相場も、枝肉相場の低迷に合わせて下がりだした。
同じ時期に見に行った第20回美方郡産神戸ビーフ枝肉共励会では我が家生まれの牛がA5-10。上位6頭に入る優良賞に選ばれていたけど、枝単価の低迷により赤字だったと後から聞きました。
子牛も肥育も市場から完全に抜け出すことは至難の技。だからこそ市場の中でいかに選ばれるかが大事。肉販売も同じで、選ばれる農家であり選ばれる肉屋であり選ばれる人であることが今後何より大切になると思ってる。
あ、ちょっと真面目に語ってしまった。。。。
まあそんな感じで、共進会と削蹄まみれの合間を縫って
娘とダイビングしたり
今日は娘と2人でダイビングっす!!飛び込むダイビングじゃなくてボンベ背負って潜るあれね。竹野の海は穏やかで綺麗だよ。 pic.twitter.com/bpdrM4vE3q
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) September 15, 2019
キノコ採りに行ったり
という事で、今日の目的はタマゴタケでした。キノコ嫌いな子供たちもタマゴタケとナメコならば食べるのだ。今晩はバター炒めかなー。これからがシーズンだね。 #たなちくキノコ部 pic.twitter.com/2I8jTpSgDm
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) September 14, 2019
ブラックジャックしたり
https://twitter.com/tanakakazuma/status/1173916393860816896?s=20
毎週水土は剣道見に行ったり
削蹄から帰って牛飼い終えてそのまま子供の剣道。僕は剣道知らないから。ずっと動画を撮って、後から指導されたポイントを見てんだ。面白い。もどかしくてイライラもするけど胸を打つね。頑張れ。 pic.twitter.com/uG3eVL6HMr
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) September 18, 2019
年パス使って水族館行ったり
将来は水族館で働きたい長男。獣医さんのお仕事ツアーがあるという事で城崎マリンワールドに行って来ました。そういうの憧れるよねー。僕も子供の頃はそうだったな。 pic.twitter.com/Jwh19c75zS
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) September 23, 2019
9月も楽しく過ごしました。
肉バカの小池さんも来てくれたしね。
東京から肉バカでインフルエンサーの小池さん@BMS12_NMNL が牛を見に来てくれた。繁殖農家、肥育農家、焼肉屋、消費者。生産から食べる人まで癖のある人が勢揃い。ほんと楽しかったな。場所は別々でも同じ場所にいる気がする。僕はこれが真っ当な形だと思う。美味い肉が食べたい。それだけでいいよな。 pic.twitter.com/2SiOf3IIIl
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) September 28, 2019
10月
2019年も残すところ3ヶ月!!正直言って既に体はボロボロ。でもまだまだ頑張るよ。
全国和牛ハイスクールサミット
10/2〜10/4の3日間は宮崎県小林市で行われた全国和牛ハイスクールサミットにパネラーとして参加してきました。
とにかくこのブログ読んでほしいな。
マジで最高のイベントだった。
さあ今日から #全国和牛ハイスクールサミット だよ。搭乗ロビーでは兵庫県立農業高等学校のみんなと遭遇。なんか楽しそうやな!!いつも以上に楽しそうやな!!修学旅行感覚やな!!!という事で僕も引率の先生気分で向かいたいと思います。全国の高校生のみんな、よろしくねー。 pic.twitter.com/PorloL5ZMp
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) October 2, 2019
みんなお疲れ様!たくさんの方が声かけてくれて嬉しかったです。サミットに参加してる学生さんの疑問や悩みには分かる範囲で全て答えるからね。写真だけじゃ無くて直接質問して下さいねー!足りなきゃDMで。明日は県共にシンポジウム。素晴らしい一日になりますように。 #全国和牛ハイスクールサミット pic.twitter.com/qnllnpqekD
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) October 2, 2019
宮崎県畜産共進会に来ています!! https://t.co/wZ6Ut3z0FJ
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) October 3, 2019
さあ、シンポジウム始まるよー!! #全国和牛ハイスクールサミット pic.twitter.com/hn9V4pHqce
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) October 3, 2019
#全国和牛ハイスクールサミット 2日目のシンポジウムが無事に終了しました!!これから高校生みんなの踏み出す一歩が少しでも軽くなってくれれば嬉しいです!!動画は自己紹介の時のもの。凄い時代だよね。繋がりを大切に行動してほしい。お疲れ様でした!!! pic.twitter.com/5CTUQfahhX
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) October 3, 2019
濃い濃い濃い濃い濃い濃い濃い濃いわー笑。宮崎県畜産共進会の祝賀会と全国和牛ハイスクールサミットのシンポジウムの慰労会です。市長を始め事業団やJAや農家。ガチンコの牛話と焼酎のミックス。これぞ畜産だよね。シンポジウムも終わったのでイチ牛飼いに戻ります!ガチンコっす。そういうもんです。 pic.twitter.com/U7eoAVlpna
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) October 3, 2019
宮崎最終日のラストはシンポジウムでご一緒させていただいた鎌田秀利さんの牛舎を見学。いや、マジで嬉しい。どんな農家さんを視察しても自分のステージに合うものしか持ち帰ることはできない。そうやって少しずつステージを上げていくんだよ。今の僕だから感じられたもの。牛と経営に還元していこう。 pic.twitter.com/VyVYSu6RvW
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) October 4, 2019
この記事も是非読んでもらいたいです。
全国和牛ハイスクールサミットのシンポジウムでの質疑応答が記事になったよ!!参加した高校生も来れなかった高校生にも是非読んでもらいたいな。保存版です!!
『高校生が畜産のプロたちに質問!これからの畜産のことをみんなで考えた90分。 』|どっこいしょニッポンhttps://t.co/oom1AkCX38— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) December 13, 2019
あとね、シマさんが天国に旅立ちました。
どう書いたらいいのかわからないけど、僕はまだ立ち直れてない。それくらいはいいよね。
11月
年末感が出てきた11月。
来年さらに走るために税理士さんに入っていただくことにしました。
僕が全面的に信頼し世話になり恩人で尊敬してる同い年の友人が但馬にはいる。あんまり会うこともないけど、いつも頭のすみには必ずいる人。先日久しぶりに連絡をして税理士さんを紹介してもらった。僕は頭良くないから人の力を借りなきゃダメだ。誠実で信頼できる方だと思った。これから楽しみだな。 pic.twitter.com/p4c8aErmqn
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) November 15, 2019
新牛舎完成!!
春から向かっていた新牛舎が完成っす!!
ここから更に基盤を固めて突き進もうと思う。
放牧敬産牛肉「ふるさとの1」カットスタート
冬に向けてふるさとの1の屠畜と精肉カットもスタート。
#ふるさとの1 の骨抜きを見に行ってきました。12年お世話になってる(株)ほくぶ。僕らの施設と技術ではまだここまでは出来ないのだ。サーロイン、ラム、シンタマ、クラシタなど、約17部位のパーツに分けられた肉を持ち帰り、筋引き、カット、真空パック、梱包、発送をやっていくんだ。 #放牧敬産牛肉 pic.twitter.com/xNxm9UjxhC
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) November 12, 2019
#ふるさとの1 のカットがスタートっす!今日はサーロインとヘレ。ヘレは冷やしたら細かいサシが入ってたんだけどね。切ってる温度とストロボで真っ赤に見える笑。でも改めて但馬牛のポテンシャルを感じる肉だった。サシ云々ではなく食べて思うことです。自信持って出すから待っててね!!#放牧敬産牛肉 pic.twitter.com/HzBYc9t1ng
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) November 18, 2019
事務所増設
更には子供が大きくなったこともあり、事務所兼自宅の事務所部分を増設。
壁だった場所に部屋ができたよーー!!僕んち来たことのない人には伝わらないネタでごめんーーー!! pic.twitter.com/kuTmmZQVl1
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) November 5, 2019
投資販売投資。
そんなことをしているうちについに子牛の総平均が80万円台に入った。
牛舎増築と増頭、そして子牛相場の下落。
2020年は今年以上にシビアな経営と管理が求められることは間違いない。
でもちょっとそういう状況も楽しそうな自分がいるんだよな。
12月
放牧敬産牛肉「ふるさとの1」販売
あっという間に2019年も最終月です。
今年もクリスマスにローストビーフ用が間に合わない気配がプンプン。。。そのため第一弾として「ふるさとの1」のモモとウデをブロックにカットし、ローストビーフ用のみ先行販売することにしました。
ローストビーフブロック80個は5分で完売。
えーと、5分で完売とかは販売数が少ないだけで自分の力不足だと思ってますので。そのために牛舎も建てて実際に今牛を増やしているところです。牛並の歩みですが、ゆっくりとお待ちいただければ助かります!!おやすみなさい。 #たなちく
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) December 20, 2019
本当に1年通してたくさんのお客さんに支えてもらったなと、こうやって振り返ってみると強く感じます。
そんな中で但馬家畜市場12月子牛市は近年ないほどの大幅な下落。いよいよ但馬牛の子牛バブルの終わりが見えてきた感じがする。
2020年に向けて
子牛価格が下がる中、僕の周りでは少しずつ重い空気が出てきている。でもそれはそれなんだよな。どうしようもないことなんだよ。
市場の相場だけじゃない。お肉販売だって同じことだ。
今までやってきたことも同じように続いていくなんて思ったことは一度もない。
大切なものを大切にする。
牛飼いを始めた時から大切にしている言葉。出来ていないことも多いけどね笑。
家族であったり繋がりであったり自分の体だってそうだ。
その上で僕は、自分の「楽しそうだな」って気持ちをずっと大切にしていきたいと思う。
何をするかはその時に決める。お気楽に見えるかもだけど、それくらいの覚悟を持って2020年も変わらずに進むから。
最後にこの間書いたブログの一文を貼り付けて2019年のブログ締めとします。
お世話になった方の訃報を聞いた。
僕と近い歳で、めちゃくちゃ仕事に情熱を持ち、働きすぎなくらい働いて、人に優しく、謙虚で、家族思いで。。
僕の削蹄のお客さんでもあった。未熟な僕に対して削蹄料金も相場の倍額をご提示頂き、技術だけではなく人として認めてくださった人だった。
近年削蹄のスケジュールが合わず、連絡しなきゃ連絡しなきゃと思いながらも牧場に行けてなかった。今更なんだけど後悔しかない。
出会いのきっかけは僕のブログだった。
低体温の子牛を風呂に入れて蘇生させるってやつで、それを読んで子牛の命が助かったんだと、ずっと恩義を感じていたんだと、初めて会った時に言っていただいたんだよ。
こんなことブログに書くことじゃないのかもしれないけど。なんか「ブログには」書いておきたかった。
僕は畜産農家の中では異様なくらい発信をしている。
繁殖農家なのに肉も売り、服も売り、グラスフェッドをやりながも理想肥育もする。今日も信頼してる方から「お前は発信している分、絶対に叩かれる。」と心配して声かけていただいた。
ありがたいし、本当にその通りだと思う。
ただ僕はずっとこう思ってる。
目立つと叩かれるってよく言うけど、目立たないように自分を押し殺すのも叩かれてんのと一緒なんだよ。人の目と自分の目に叩かれてるのだ。分相応かは自分で決めろ。
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) December 18, 2019
目立たないようにと自分を押し殺すのって、僕にとっては叩かれてるのと一緒なんだよね。
分相応って言葉は好きだ。
でもそれは人に言われるもんじゃないと思ってる。自分の発信を通して僕は本当にたくさんの大切な人と出会うことができた。
見つけてくれて、繋がってくれて、信頼してくれてありがとうございますと、届かないけど伝えたいな。
これを見てくれてる大切な人にも。
2020年もよろしくお願いします。
田中畜産 田中一馬