田中一馬ブログ

枝肉相場、子牛相場が下がる中で僕ら畜産農家はどう動くべきか。(但馬牛11月子牛市)

11月13日に但馬家畜市場、19日は淡路家畜市場にて11月の但馬牛の子牛市場が開催されました。

まずは今月の但馬と淡路市場の市況から。

但馬家畜市場11月子牛市

雌 151頭 最高1,694,000円 最低392,700円 平均912,403円 前年同期比149,482円安。 先月比56,781円安

去勢 185頭 最高1,163,800円 最低408,100円 平均870,915円 前年同期比358,521円安。 先月比49,182円安

総平均889,560

淡路家畜市場11月子牛市

雌 154頭 最高1,516,900円 最低281,600円 平均806,079円 前年同期比171,198円安。 先月比49,819円安

去勢 198頭 最高1,067,000円 最低364,100円 平均830,022円 前年同期比393,520円安。 先月比39,031円安

総平均819,547円

下がり続ける子牛相場に右往左往しないこと

両市場去勢メスともに先月比、前年同期比はマイナス。
特に去勢の落ち込みは激しく、淡路家畜市場においては前年同期と比べて約40万円(32.2%)も下げる結果となった。

枝肉相場が下がってるから子牛相場が下げるのは当たり前のこと。
去年までが高すぎたのだ。
このまま年があけると更に子牛価格は下げると思っている。

確かに中国への輸出など、上げ要因もあるけどね。
それだって分からない。
オリンピック景気も万博も同じことだ。

分からないというか、上がろうが下がろうが相場に依存しているという点では同じことだと思っている。

枝肉相場、子牛相場が下がる中で僕ら畜産農家はどう動くべきなのか。

以前高校生の子が「バブルのように値が落ちてきて、自分たちが経営する頃にはどうなっているのか。。。」と言っていたんだよね。

「今は増頭のタイミングじゃないよ」とも言われたことがある。

不安なら辞めたらいいとマジでそう思う。

僕も今年牛舎を建てて牛を増やしてるんだけどさ、「あと1年早かったら。。。」とか思ったことはない。もちろんお金が絡むから気持ちは相場に左右される。それはそれだ。人間だもの。

でも大切なのは、相場に関係なく、牛飼いで一生食べていくって覚悟。想いだろと思うんだよ。

いい時も悪い時もあるけど、どんな時も諦めず、しぶとく考えて動ける人だけが生き残るんだって、僕はずっと思ってる。

だから「儲かったら後継者が増える」とか、「安くなったら農家が減る」とか、正直意味がわかんない。やりたいからやるんだし、やりたくないならやめるんだろ。

相場なんて言い訳で本質じゃないのだ。

もちろん高いほうがいいし、儲からなきゃ続けられないんだけどね。

お金があるから出来ることや分かることがある。
一方でお金がないから出来たことや分かったこともある。

結局は続けた人だけが残ることができる。
どんな世界でもそう。
そんな当たり前の話なんだと僕は思います。

根性論でゴメン。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として様々な農家の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛を中心に長期肥育や経産肥育、放牧牛肉の生産などをスタート。
好きなものは牛肉、漫画、純米酒、ウイスキー。ここ1年はサウナにドハマり中。

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