田中一馬ブログ

牛の品評会は意味がないと思ってた

今日は香美町子牛品評会(前期の部)でした。

子牛品評会ってのは6〜9ヶ月齢くらいの子牛を外見上で競う場です。

僕はずっと嫌いだった。

僕が牛飼いを始めるより以前、品評会に出ること自体が名誉で、賞と子牛価格が連動していた時代があった。でも今は違う。いや、違わないけど、品評会=価格では無い。

17年前に牛飼いを始めた当初は「目標は品評会で一等一席を取ることです!!」って言うことを期待されてる感がありありで、「価値観全然違うんだけどな。。。」と心の中で苦笑いしながら「はぁ、頑張ります。。」なんて言うことを繰り返していた。正直今そう言う人は多いと思う。そんな態度が見え見えしてよく兄弟子には叱られていた。

確かに品評会と畜産経営は別物だ。ただ、品評会上位に入る農家さんは経営者として活躍されている方が多い。理由はシンプルで『牛が見れてるから』ってことだ。

畜産農家はともすれば一人の世界で完結しがちだ。でもこう言う場で顔を合わせ、話をし、牛を見比べて研鑽し、悔しい思いをしていく中で畜産って育まれるんじゃないのかなと思うようになった。

たぶん僕の自分勝手と協調性の無さは一生治らないだろう。でもその中でも「カズマだからしゃーないな笑」と言われるのと「カズマは関わったらあかん笑」と言われるのでは全く自分が出来ることって変わってくる。何より面白くない。変わり者であっても、好きなことをしまくっても、周りと共に進む気持ちがあるのか、結局はそう言うとこなんだと思ってる。別に迎合しろって言ってんじゃないよ。

だからさ、今冷めた目で品評会を見てる子達に言いたいのは、品評会って思ってるほど悪いものじゃないよって事。むしろ牛を勉強する近道だと思う。まあ僕も種牛の部で一等一席はまだ取ったことはないから。一つも偉そうに言えないんだけどね笑。それはそれ。いつからだってやればいいのだ。

今日は我が家からは雌2頭、去勢1頭出品でした。

去年は去勢の部で金賞2席で悔しい思いをしたので今回獲る気で向かった。そんな牛だったしね。ようやくとれた。

しかし花形の雌の部では2等賞。まだまだっす。

品評会が終わり、申し込んでいた斡旋会では雌の部のチャンピオンを買うことができた。

これから活躍してもらえるよう僕も頑張ろうと思う。こんな繰り返しだよ。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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