田中一馬ブログ

前年同期から21万円安。それでもまだまだ高値推移。但馬家畜市場9月子牛市

但馬家畜市場9月子牛市場でした。

今回我が家は1頭だけの出荷。
先日の子牛品評会でチャンピオンになった去勢君です。

牛の品評会は意味がないと思ってた

さらに今回は雌牛を2頭導入する気で市に向かいました。

さてさて市況です。

2019年9月市市況

 

雌 108頭 最高1,587,600円 最低581,040円 平均911,350円 前年同期比84,343円安 先月比2,546円高。

去勢 181頭 最高1,121,040円 最低588,600円 平均927,971円 前年同期比209,910円安 先月比42,157円安

総平均921,759

うん、高い。

でもね、先月の下げ相場からの更に下げ相場。前年同期と比べると去勢は21万円安、メスで8万4000円安、という結果でもありました。

まあ去年の9月がありえない価格だったんだけどね。。。

但馬牛の子牛価格が下がらない!!〜但馬家畜市場9月子牛市〜

高値推移ではあるけれども、やっぱりジワジワと子牛価格は下がってきている。下げる要因もまだまだある。

それでも未だそれを超えるほどの供給不足で大幅な下落には繋がらないのが現状です。

今月も来月も子牛の上場頭数は300頭を切るんだもん。今までこんな事はなかった。

農家戸数の減少に加え、繁殖農家の増頭意欲も重なり雌の上場が極端に少なくなっている。今後も雌の子牛価格は高止まりで推移すると思う。

と言うことで、僕も雌2頭買うつもりだったんですが、、ちょっと高くて、、、最後の最後でなんとか1頭だけ購入。。

でも買いものが出来たと思う。逆上せたらダメだ。

我が家の子牛も良い評価をいただけたしね。

でもでもやっぱり数の力は大きい。どれだけ高くても、1頭販売したくらいでは何も残らない。それも現実。

たださ、相場云々あるけど、高くても安くても牛飼いで食べていくって決めてんだから。僕は出来ることをやり続けるだけなんだよね。

今後牛飼いはどんどん二極化するだろう。

僕はそのどちらでもない場所で楽しみたい。でもそのためには牛飼いで儲けなきゃいけないのだ。だって牛飼いだもの。

来月も買うぞ!!

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として様々な農家の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛を中心に長期肥育や経産肥育、放牧牛肉の生産などをスタート。
好きなものは牛肉、漫画、純米酒、ウイスキー。ここ1年はサウナにドハマり中。

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