田中一馬ブログ

但馬牛2020年11月子牛市

但馬牛の11月子牛市が但馬・淡路の両家畜市場で開催されました。

今月の但馬家畜市場の動画はこちら。

では市況です。

但馬家畜市場11月子牛市

雌 147頭 最高1,510,300円 最低449,900円 平均828,824円 前年同期比83,579円安。 先月比7,131円安

去勢 181頭 最高1,039,500円 最低366,300円 平均826,556円 前年同期比44,160円安。先月比47,169円高

総平均827,572
(前年同期比−61,934円安。前回対比21,629円高)

淡路家畜市場11月子牛市

雌 150頭 最高1,431,100円 最低355,300円 平均850,329円 前年同期比44,250円高。 先月比71,881円高

去勢 201頭 最高1,109,900円 最低236,500円 平均777,240円 前年同期比52,782円安。 先月比26,597円安

総平均808,475
(前年同期比−11,072
円安。前回対比15,913円高)

 

但馬・淡路市場共に前回の市場よりも平均価格が上昇。神戸ビーフの枝肉相場が3,000円/kg〜と回復してきたこともあり、子牛相場は変わらずの高値推移のままでした。

今月は特に雌子牛の価格が目を引いた。但馬家畜市場は先月から7,000円ほどの下げだけど雌平均83万円は全国でもトップレベルの高値。淡路市場に至っては雌平均85万円と昨年同期比の44,000円高だ。これはコロナ禍前の高値相場以上の平均価格。

そんな景気って良いのか?

確かに雌の肉は美味しい。コロナ禍で枝肉価格が暴落した時も雌の枝肉価格だけは一定の単価を保っていた。飛び抜けた単価を出すのも神戸ビーフの雌肥育だ。(これはネームバリューと言うよりは肉屋さんの営業力が大きいと思ってる。)

ただ、雌は去勢に比べると小さい牛。いくら単価が高くても重量が無ければ採算を合わすことは難しい。2年後は分からないけど、今回の子牛価格は少し怖いなと僕は感じた。

と言いながらも、繁殖農家としてはありがたいの一言です。需給のバランスを僕が心配しても仕方ない。いい牛を出すだけなんだよね。

「相場はいつ崩れてもおかしくはない。」それだけは当たり前のこととして心に置いておきたいなと思う。

しばらく子牛価格は高値推移となるだろうな。数を売る人が儲ける。今までと同じ流れ。

そこに乗るのも正解。一貫経営へのシフトも正解。小規模で自分で肉までするのも正解。コストカットで利益出すのも正解。牛を更新して牛群を良くするのも正解。逆に長く繁殖牛を残すのも正解。

大切なのは判断のあと。

そんな事を約ネバでも言ってました。

でもマジでそういうことっす。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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