田中一馬ブログ

2020年初競りは但馬牛バブルの終焉でした。(但馬家畜市場1月子牛市)

但馬家畜市場2020年の初競りでした。

予想通り子牛価格は大暴落。

牛市の様子と考察は動画にまとめました。こちらから見てくださいね。
(なんなんこのサムネイル。。。)

では市況です。

但馬家畜市場1月子牛市

雌 162頭 最高1,878,800円 最低341,000円 平均798,899円 前年同期比128,396円安 先月比61,634円安

去勢 190頭 最高1,008,700円 最低397,100円 平均733,463円 前年同期比219,131円安先月比67,143円安

総平均763,578円(前年同期178,709円安

先月に続き大幅な下落。

って最近毎月言ってるよね。

毎年初競りって下がる傾向にある。それは牛肉の価格が年末に向けて上昇し、正月を過ぎると下がっていくためだ。

しかし今年は上がるはずの年末の枝相場が暴落したままで年内出荷を控えた肥育農家さんも多かった。さらには2020年度の枝肉の初競り前に子牛市場が行われたこともあり、多くの農家さんで牛舎が空いていない状況もあった。

様々な状況が重なり子牛価格は大暴落した。

特に去勢は30万円から50万円の牛が大量に出ていた。平均だけ見ると73万円だが消費税10%で価格が大きく見えている感はある。実際は競り始めの発句は25万円〜35万円。かなり良い牛で45万円からと購入者の購買意欲が低いことは誰が見ても顕著だった。力のある大きな農家さんはチャンスとばかりに買われてたけどね。

想定外の相場だったけどこの状況は想定内です。

どんな相場でも高い牛はいる。
当たり前だけど、皆んなが欲しい牛は競り合うから価格は上がる。

良い牛作れよって話なんだよね。

そして市場で求められてない牛は原則出さない。出しても求められない子は持ち帰って肥育すれば良い。

それができる状況を僕は何年もかけて作ってきたんだから。
決めたことを信じて進むだけです。

と言いながら牛を買っちゃったので、持ち帰る予定の牛のボタンを途中で離してしまったんだよな。。。
情けなーーーーー。

持ち帰らなきゃいけないような牛は出さないことが基本です。でもちょっと小さいとか、血統が悪いとか、お婆さん牛の子だとか、こんな相場のときは購買者が要らないと思えば30万や40万円台になってしまう。
求められない牛は自分が連れ帰り求められる形にすればいいのだ。僕は傲慢だから、全部の牛を納得いく形にしたいと強く思う。悪い牛を高く売りたいとかそんな浅い話じゃなくね。

ということでそろそろこの牛もお肉にするから。

楽しみにしててほしいな。

どんな牛でも市場に出せば100万円。
そんなバブルは弾けて当たり前。

やっぱり牛飼いは面白いわ。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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