たなちくニュース

13歳の但馬牛敬産牛「こはる」のスライス販売について

2022年も残すところ1か月ちょいとなりました。

13歳の但馬牛敬産牛肉『こはる』のお肉販売【第1弾】を行いたいと思います!!

こはるのリブロースとサーロイン

(【第1弾】と言いながら、ホルモンミックスはtwitterで完売してしまいました。。主にtwitterInstagramのストーリーで最新情報を発信していますのでフォローいただけると幸いです。)

ホルモンも良いけど、精肉こそその牛の真骨頂。今回の「こはる」も楽しんでもらいたいな。

「こはる」という牛

こはるは2009年生まれ。
我が家で生まれ、10年以上も母牛として活躍してくれた牛です。
(出荷前日の姿を動画にしていますので見ていただけると嬉しいです。)

近年「経産牛」がメディアで取りざたされるようになってきました。経産牛とはお産を経験したメス牛のこと。3歳~20歳近い牛までさまざまで、廃牛と呼ばれミンチ材となる牛から一般的な肥育牛と同じような評価をされる牛まで、多種多様さが経産牛肉の特徴でもあります。一般的な肥育牛に比べ飼育期間が長いため赤身の味が濃くなる一方で、年を取るごとに肉は固くなる。また年月を経るからこそ品種や血統、飼い方によるの味の差が顕著に出るのも経産牛肉の特徴です。そういった肉味のばらつく背景があるため「経産なんて硬くて臭い肉だ!」という人もいれば「めちゃくちゃ味のある美味い肉だ!」という人も出るのです。
今回のこはるは13歳。経産牛の中ではどちらかと言えば高齢な牛になります。年齢だけで言えば市場評価は低い牛です。ただ、僕は黒毛和種の中でも味に評価の高い「但馬牛の経産牛肉は20歳の超おばあさん牛であろうが関係なく、美味しいお肉になってくれることを知っています。今まで飼ってきた多くの牛たちのお肉から確信を持っている。但馬牛という血統だからこそ年齢を重ねることで味が乗る。そんな実感があります。

もちろん但馬牛の経産牛ならば何でもいい訳ではありません。通常の経産肥育牛の2倍近い再肥育期間(1年3カ月)を、しっかりと専用のエサで飼いこんでいること。矢田川水域の地下50mの岩盤下からくみ上げた井戸水で飼育していること(僕たちもこの井戸水で生活しています。)。そしてなによりそれぞれの牛の仕上がりを見て出荷をしていること。それが田中畜産の但馬牛敬産牛肉の強みだと思っています。だからこそ屠畜前の牛の姿をYouTubeやSNSで配信もしています。

と言ってもやっぱりお肉は硬いんですけどね。。僕は肉の硬さは牛の生きてきた歴史だと思っています。正直お肉に柔らかさを求める人には経産牛肉は合わないと思う。ただ、やっぱり味のインパクトは唯一無二。だからこそ少しでもこの美味しさを楽しんでもらえるよう薄い筋肉のスジや膜をすべて分割してカットをしたり、食べ方や提供方法の模索を全ての部位で行っています。そんな肉として牛に向き合う時間も含めて【田中畜産の敬産牛肉】だと僕たちは思ってます。頭数の少ない畜産農家兼精肉店だからこそ、1頭1頭を丁寧に届けたい。今回の「こはる」も楽しんでいただければ嬉しいです。

「こはる」販売詳細!

それでは早速お肉販売についての説明です。

販売日は
①11月27日(日)20:00〜(予約販売)

①11月28日(月)20:00〜(追加販売)

お肉の販売サイトはこちら(画像をクリックするとページに飛びます。)

田中畜産オンラインショップ

※現在販売サイトは非公開になっています。販売当日の20:00に一斉公開となりますのでスケジュールに入れておいてくださいね〜!!
商品は翌日の11/29に冷蔵で発送します。
賞味期限は12/3です。その日までに受け取りが可能な方のみご注文をお願いいたします。

販売の注意点

今回の第1弾はお鍋シーズンということもあり「スライス肉」を出すことにしました。
すき焼きや焼きしゃぶ、牛丼などで楽しんでもらえたら嬉しいです。

我が家で販売するお肉は基本的には妻が包丁1本で牛1頭をカットしています。ただスライスだけは包丁では難しく、長年付き合いのあるお肉屋さんにスライサーでのカットをお願いしています。
薄切り肉は冷凍の真空パックが難しく、今回はチルド(冷蔵)での販売。お肉のカット日が11/28(月)。引き取りが同日の夜。翌日の29日(火)には発送というスケジュールなのですが、カット当日の夜に商品数を確認して販売サイトを作り、告知をして販売、その後に宅配伝票の製作とラベル張り、そして梱包までをしようと思うと翌日の発送に間に合わないかなという感じ。冷凍販売だとスケジュールに余裕ができるのですが、やっぱりスライスは冷蔵で販売したい。

そのため今回のみカット前日の27日(日)20:00に商品数をやや少なめに見積もって「予約販売」を行いたいと思っています。そして実際にカットして数が確定した翌日28日(月)の20:00~余りが出た分の「追加販売」を行おうと思います。少し変則的な販売方法ですが、少しでも良い状態でお肉を届けたいのでご理解いただければと思います。

※ちなみにスライス以外のお肉は全ての部位をカットしたのち、いつも通り冷凍の真空パック包装で一斉販売(第2弾・12月下旬予定)をしたいと思っています。そちらもお楽しみに!

「こはる」のお肉

それでは早速「こはる」のお肉の紹介です!!

今回はすき焼きには最適な甘みと香ばしさのある『肩ロース』。赤身の味が最も強い『外モモ』と脂の甘い『外バラ』のモモバラスライス。硬いけど唯一無二の赤身の味を持つ部位『ブリスケ』になります。

1、肩ロース&モモバラスライス・1kg

肩ローススライス500gとモモバラスライス(外モモ&ともばら)500gのセットです。

それぞれが全然違う性質のお肉なので、是非3種の部位を食べ比べてみて下さいね!
肩ロースはすき焼きが一番合います!!モモバラは中途半端に煮ると硬いと感じる方もいると思います。すき焼きなら砂糖と醤油でサッと軽めに焼いて食べる直前に鍋に入れるのがおススメ。軽く焼いて野菜と一緒にポン酢で食べても美味しいですよ!妻は芋煮を激推ししていました。

内容量1kg(500g2パック)
金額15,000円(送料込み)

 

肩ローススライス

ソトモモ&外バラスライス

発送は11/29(火)
賞味期限12/3(土)
冷蔵での配送となります。

2、ブリスケスライス・500g

13歳の但馬牛経産牛「こはる」のブリスケ(マエバラ)スライス500gです。

内容量 500g
金額6,000円(送料込み)

マエバラから三角バラを切り分けたものがブリスケ。バラは大味になりがちですが、ブリスケはお肉の香ばしみと脂の甘さを楽しめる部位だと思います。焼肉用にしても良いのですが、このブリスケならではの香ばしみをより堪能出来るのはスライスだ!と言うことで今回はスライスにしました。少し肉質は固めですが、牛丼が最高です!軽く焼いてポン酢+大根おろしで頂くのもおすすめです。もちろんすき焼きもアリです!!

ブリスケスライス①

ブリスケスライス②

発送は11/29(火)、賞味期限は12/3(土)
冷蔵での配送となります。

 

まずは11月27日(日)の予約販売で。そして実際にカットして数を確認したのち、予約販売分を引いて残ったお肉を翌日28日(月)に追加販売させていただこうと思います。

よろしくお願いいたします!!

芋煮も良いですよね。

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