田中一馬ブログ

お産モチとは何なのか。

こんにちは。

但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。

ここのところお産続きです。

繁殖農家ですからね。

お産がなきゃ始まりません。

実は、お産のときに子牛と一緒に出てくるものがあります。

それは、、、

子宮です。

って、違ったーーーーーー!!!!!!

これは出たらだめなやつーーーーーーーーーーーー!!!!

お産のときに出てくるのは胎盤ですよね。

子牛と母牛をつなぐ生命線。

でも実は、この胎盤以外にも出てくるものがあります。

それが、お産餅

産室に落ちている不思議なもの

牛のお産は人間と同じ。

陣痛が起こり、破水して、子牛が生まれ、後産が出るという流れで進んでいきます。

そんなお産の時にたま~に出くわすものがあります。

お産餅

これ、一見餅のようなものなので「お産餅」と呼ばれています。

(鹿児島の伏見獣医師が名付け親)

生まれてきた子牛の横にコロンと落ちている。

なんだか栃餅のよう。

こっちは本物の栃餅。

動画で見るとわかりやすいのですが、くにゅくにゅして、匂いもなく、べとべともせず、なんというか。。。うんやっぱ餅です。

実はこれがなんなのかはあんまりわかっていません。

本を読んでもネットを見ても出てきません。

あってもなくても何の支障もないものなので、特に専門書には記載していないんですね。。。

かかりつけ獣医師に聞いてみたところ「ん~?よくわかんないですけど粘液が固まったものなんじゃないですか?」と言ってました。

いつもはそのまま捨てるのですが、気になったのでちぎってみることにしました。。。

いったい何の組織なんだろう?

お産餅ってなんなんだ!?

一見透明なお餅のような『お産餅』を、まずはちぎってみました。

すると、モッツアレラチーズのように剥がせる!!!

剥がした部分は薄く薄く伸びます。

こんなに薄く伸ばしても結構な強度があります。

手にべとつかず、ちょっとプラスチックっぽい。。。

これを見るかぎりは組織じゃないですね。

では、いったい何なのか。。。

とりあえずゴム手袋に入れて冷蔵庫で保管してみた

次に見つけたお産餅を、後から調べるために 冷蔵庫で保管(放置)することにしました。

そしたら、、、

溶けてた。。。

冷蔵保存なのに溶けてたよ。。。

それをそのまま日向に放置しておくと。。。

半日で干からびてカチカチに。

触ってみると接着剤が固まった感じに似ています。

お産餅って粘液や膿など、なにか分泌液が凝固したものなんじゃないのかな。。。

そしてついに発見した

そのお産餅、どこからやってくるのかはずっと謎でした。

気がついたら子牛の横にコロンと落ちているのですが、毎回出会えるわけではありません。

結構レアな落し物。

胎盤にくっついたものなんか、羊水の中にぷかぷか浮いてるものなのか。

それすらもわかんない。。。

でもね、つい先日の出産中に、僕は発見しました。

そう、これです!!

ちょっと見えにくいかな。

ほら、これっす。

そう、これだよ!!

胎盤ではなく羊膜にくっついている。

羊水が長い時間かけて固まったもののような感じもします。

「食べようか。。。」とも思いましたが、フライパンを使うと妻が怒ること必至。

どうするかな~。と考えている所に小学校から娘が帰ってきて「食べる?」って僕に聞いてきました。

さすが親子!!

食べなかったけどね。

謎の物体「お産餅」

やっぱり謎です。

引き続き調査を継続したいと思います。

押忍!!!!

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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