最終更新日2019.1.8 18:34
牛のことがわからないから、牛飼いは面白い。
こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん田中畜産の田中一馬です。
突然ですが、牛が何を考えているかってわかりますか?
僕はさっぱりわかりません。
それでも毎日牛を見ていると、なんとなくの感情は分かるもんです。
喜んだり、興奮したり、おびえたり、安心しきったり、眠そうだったり、興味津々だったり、だるそうだったり、落ち着かなかったり、寂しそうだったり色々ある。。。
たとえば糞取りをして綺麗になった床で、飛び跳ねるこの子牛たち。
綺麗になった床で飛び跳ねる牛を見て「喜んでるー!!」と思うなかれ。環境の変化を確かめているんです。興奮しながらね。 #牛ネタ pic.twitter.com/VzVkI1NiR7
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) July 4, 2017
これって嬉しくて跳んでいるんじゃなく、環境の変化を確かめているんだと僕は思っています。
綺麗にしたら牛が喜ぶなんて人間の視点でしかない。
この子達だって絶対喜んでいないと思う。
環境が変わって興奮しているだけ。
親子ダンスに見えるけどね。
親子ダンスなう。 #牛ネタ pic.twitter.com/Ud6LCyllSM
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) June 26, 2017
そんな僕にも、1つ分からないことがあります。
それは毎日の糞とりの時、牛たちは何を思っているんだろうってこと。
糞とりの時の牛って、なんだか仕方なしに動いている気がする(うちだけ?)。
毎日ウンコを取っても牛たちは絶対感謝なんかしてないよな。
むしろ「毎日毎日ウンコ集めてあいつらおかしいんじゃないの。。。いったい何がしたいんだよ。。。」って思われているんじゃないかって。
もしそうなら大変な誤解だ!
断固抗議したいけど、きっとそれも通じない。
だって牛だもの。
そんな事を想い続けて15年。
わからないから想像する。
そういうのが面白いって僕は思うんですよね。