田中一馬ブログ

撹拌器が教えてくれたこと

十数年使っていた餌の撹拌器を処分しました。

ここ数年は全く使っていなかったんだけどね。捨てるのが勿体無くて置き物になってた。でももう要らない。

この撹拌器でたくさんのことを勉強させてもらった。

子牛価格が低迷してた10年前。少しでも経費を削減しようと親牛の餌をずっと自家配合していた時期がありました。子牛の配合飼料まで自分で作ってた時期もあった。それは大失敗したけど笑。

餌を自分で配合して作るってやっぱりリスクがある。牛が見れないレベルでやると確実に泥沼にハマる。

結果がすぐに見えないからこそ、とにかく短期長期の両視点で牛を見ながら、成分を調べ、餌の勉強もしつつ、但馬牛ならではの消化器官の弱さも考慮して、糞の形状に日々ドキドキしながら、毎日反芻回数を数え、それぞれの飼料の消化スピードやルーメンでの形状を想像してメニューを組み立て、牛を見て、ズレを分析してはまたトライする。

素人の浅知恵だ。
余計なことをしてたなと今になっては思う。

でもね、当時の試行錯誤は今も自分の土台になってると思うのだ。なぜ牛がこうなるのか常に考える癖がついた。無駄なことも体には残る。結局は自分がやってきた事しか血肉にはならないんだ。

親牛の粗飼料の9割をおがくずを発酵させて代用する。そんなことをしてたこともあった。たくさんのことを牛に教えてもらったし、この撹拌器があったからこそ出来たことでもあった。

でももう6年近く使ってなかったんだよね。処分してすっきりした空間には牛でも入れようかなと思ってます。

ノスタルジックになっても仕方ないものね。

あ、ただ一つ。

無くなって寂しいことがあるとするならば、

 

もう、、

 

あの、、、

 

フスマ流星群が、、、、、

 

見れないってことだよーーーーーーー!!!

ありがとう。
お疲れ様。

どんどん変化していこう。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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