田中一馬ブログ

双子が生まれたよ~。

双子が生まれました!!

母牛の名前は「きくしげ(菊俊土井×谷福土井)」

父牛は芳悠土井。

子牛は雄、雄でした。

なんだかお腹が大きいな~と思っていたのですが、まさか双子とは思いもしませんでした。

頑張ったな~!!!

とても嬉しいニュースで、久しぶりに「おっしゃぁぁぁー!!」と拳を握りました。

牛は人間と一緒で、生まれてくる子は基本一頭のみです。

ただ、人間でも双子がいるように1/100の確率で双子が生まれまることがあります。

この確率は人間と一緒。

おまけに妊娠期間も人間と一緒の280日!!

なんか身近に感じちゃいませんか?

2頭もの子を産んだこのはもちろん初めての「きくしげ」

だけどどちらの子牛も自分の子として舐めてくれます。

中には子牛を舐めずに育児放棄する親もいるので、子牛を舐めてくれた瞬間は本当にホッとするのです。

まだ乳を飲み慣れていないので、子牛は順番に並んで乳を飲みます。

2~3日もすればお互いを気遣うことなく取り合うように飲みますが、この遠慮しちゃっているところがなんとも可愛いですよね。

哺乳中に親牛が舐める刺激でミルクが第4胃(ミルクを消化する胃)にダイレクトに流れるようになります。

これは第2胃溝反射といって、第4胃以外の胃にミルクが入らないように第2胃の一部が弁のように筒状に変形してミルクをバイパスするんです。

だから哺乳中に母牛が舐めたり、人工哺乳であっても子牛を撫でながらミルクを与えることが大切だったりします。

また、舐めることで子牛を乳房の位置に誘導したり、胎便を排出する役目もあります。

でも、「きくしげ」は飲んでない子を舐めるんですよね。

人間視点なんだろうけど、なんとも微笑ましいなと思ってしまう瞬間です。

おそらく母乳だけでは足りないと思うので、久しぶりに人工哺乳を本気でやろうかなと思っています。

今は全頭自然哺乳(親の乳だけ)ですが、5年前までは全頭人工哺乳だったので腕がなります!

母牛と二人三脚で子牛を育てていきます!!!

双子うれしいな~。

ちなみに妻は双子です。

そして僕は、双子座です。

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田中畜産 代表 田中一馬

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として様々な農家の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛を中心に長期肥育や経産肥育、放牧牛肉の生産などをスタート。
好きなものは牛肉、漫画、純米酒、ウイスキー。ここ1年はサウナにドハマり中。

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