最終更新日2020.10.18 19:35
但馬・淡路家畜市場10月子牛市と現場後代検定牛
但馬牛の10月子牛市が但馬・淡路の両家畜市場で開催されました。
おはようし🐂本日 #但馬家畜市場 10月子牛市。早朝牛飼いを終えて出荷子牛を家畜車に乗せていざ出発!行くぜ!今日は霧モクモクだ。 pic.twitter.com/Nfy21WHeL9
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) October 13, 2020
#但馬家畜市場 10月子牛市。始まるよーー!! pic.twitter.com/ecscUPEC2F
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) October 14, 2020
市場に着いたら水を絞ったタオルでゴシゴシ拭いてブラッシングしたりお手入れをして、あらかじめ決められた競番号の繋ぎ場へ繋いで競開始まで待ちます。待ってる間も名簿を見ながら他の農家さんの連れてきた子牛達をチェックしつつ、自分家の子牛を何回もお手入れ。 #但馬牛 #但馬家畜市場 pic.twitter.com/WO1pJYH1rf
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) October 13, 2020
では市況です。
但馬家畜市場10月子牛市
雌 147頭 最高1,672,000円 最低445,500円 平均835,595円 前年同期比133,589円安。 先月比68,023円高。
去勢 167頭 最高931,700円 最低542,300円 平均779,498円 前年同期比140,599円安。 先月比80,691円高。
総平均805,760円
淡路家畜市場10月子牛市
雌 147頭 最高1,346,400円 最低276,100円 平均778,448円 前年同期比77,450円安。 先月比109,747円高。
去勢 184頭 最高1,100,000円 最低518,100円 平均803,837円 前年同期比65,216円安。 先月比112,130円高。
総平均792,562円
但馬・淡路市場共に総平均が80万円。想像以上の高騰でした。
ここ半月で枝肉相場がやや上昇していること。両市場共に上場頭数が少ないことからも子牛価格が上がるだろうとは予想していました。でもここまでとは思ってなかった。
先々月より先月、先月よりも今月の方が市場平均が上がったように感じた #但馬家畜市場 我が家の子牛達も良い評価を頂けて新しい農家さんの元へ嫁いで行きました。ご購買頂きありがとうございました。これから寒くなるし、次の場所でも風邪引かないように元気に過ごしてね。 #但馬牛 pic.twitter.com/UZtOn1RQLK
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) October 14, 2020
特に但馬市場は最低価格も高く、なんでもかんでも高いという印象を受けた。
コロナの影響でインバウンドは全くあてにならない。未だ採算割れする牛も多い。だけど牛肉が少しずつ動いて来たことや中国輸出の見込みなどから、2年後を見越して牛の取り合いになり、結果的に子牛価格がここまで上がった。そんな市場だったのかなと思ってます。
現場後代検定牛
今回の但馬市場では現場後代検定牛「忠清土井」「茂貴波」の臨時市場も開催されました。
これからの但馬牛を支える牛たちが検定牛。僕は毎年ここで牛を見て、これからの但馬牛を考えてます。去年は「山長土井」と「悠哲土井」だった。我が家では去年今年ともに山長土井をたくさん種付けしている。
まだ成績も出てないこれからの牛だから半分は博打かも知れない。でも美方郡という狭い地域で閉鎖育種をしている以上は新しい牛を使いながら、自分たちで牛を作っていくって気持ちも必要だと思ってるんだよね。(↓去年のブログ)
今年は茂貴波が良いなと思った。もしかしたらこれからの但馬牛の改良に必要な牛になるかもしれないな。
今回の但馬家畜市場の一般競りと検定牛の臨時市場については動画にしましたのでこちらも是非ご覧下さいね。