最終更新日2020.3.1 12:25
久丸福の格付けをしてもらいました!
久丸福を屠畜した翌日、枝肉の格付けをしていただきました。
「A-5ランクのお肉です!!」とかありますよね。あれですあれ。
格付けとはその牛がどれだけお肉が取れるのか、霜降りがどのくらい入ってるのか、肉の色はどうなのかなど、「肉屋さんが市場で肉を購買するために」一つの指標とする数値。
正直枝肉市場に出さない久丸福に格付けの必要はありません。
この写真見てA5のお肉だと言える人はいない。いたら嘘だ。ちなみにお肉を食べてA5だねって言える人もいない。だってA5のAは歩留まりだから。「枝肉の状態で肉屋が使える肉がどれだけあるか」それが格付けのABC。使えない部分を全部取って食べやすいようにカットした肉にAだのBだのマジでナンセンスだ。 pic.twitter.com/Ry2V6DCbMo
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) August 25, 2019
ただ、客観的に自分のしてきたことを見るために、毎回格付けはしてもらうことにしています。
と、言うことで、久丸福の格付けはこちらっ!!
枝肉重量427.2kg。BMS8。
普通だったらBMS8だとA5なんだけどね。肉色が濃いためA4-8。40カ月飼ってたので仕方ない。というか、色はむしろこれでいいのだ。お父さんが丸福土井だしね。8点も上出来です。
張りのある良い枝肉だと思う。
生前の牛の姿が浮かんでくる枝だ。
難を言えばかぶり(僧帽筋)のしこり。子牛の頃に肺炎でずっと治療してたからこれは仕方がない。
生きてここまで仕上がってくれたこと。それに感謝しかない。
僕の中では文句のつけようがない枝肉。
牛が能力を出し切ってくれた過去最高の枝肉です。
今からこの牛を届けられるのが楽しみです。