田中一馬ブログ

但馬家畜市場3月子牛市

但馬家畜市場3月子牛市でした。

新型コロナによる枝肉価格の下落は未だ回復のめどが立たず、全国的に子牛価格も大幅下落の流れになってきた。これはもうどうしようもないことだと思う。

新型コロナウイルスの影響による枝肉市場の大暴落

そんな状況下でも売る力を持っている農家は相場の影響を受けつつも被害を緩和させている。

新型コロナによる牛肉暴落の中で今なにをすべきなのか?

今日の子牛市場もそんな一面が顕著に出てた気がしている。

但馬家畜市場3月子牛市

雌 169頭 最高1,393,700円 最低116,600円 平均726,371円 前年同期比274,711円安 先月比72,528円安

去勢 217頭 最高950,400円 最低209,000円 平均664,491円 前年同期比398,551円安先月比68,972円安

総平均691,584

(前年同期346,745円安

税込価格だけ見ればそれなりにしている気がする。しかし税抜き(落札価格)で言えばメス平均660,338円、去勢平均604,083円となる。
去勢では前年同期からの40万円安となった。

利益は大幅減だが60万円していれば損をすることはない。

しかし、実際の相場は「平均」ではないのだ。

今日の市場は乱高下だった。

せり始めはどの牛も50万円の落札価格。100頭ほど競ったところで去勢は60万円、メス70万円に価格は上昇。しかし競り後半になると再び50万円台の相場に戻る。特に去勢は終盤40万円台と非常に厳しい相場となった。50万円を切ると採算割れする農家は多いと思う。

枝肉相場と同じく、子牛も高く売れる牛とそうでない牛の価格差が激しくなってきた。実際は高価格帯の牛が平均を引き上げているだけで平均的な発育の牛は実は平均価格よりも低いのだ。当然発育不良の牛には全く値がつかない。

だからこそ、いかにロスなく子牛を生産し、こぼれを作らず、平均で販売できるような平均以上の子牛を出せるか。これが生き残る最低条件になるのかもなと最近感じているんだよね。
それができた上で、自分で肥育するという選択肢もあるのだと思う。

大きい小さいではなく。「また買いたい」と思ってもらえる牛を出せるか。その延長に高価格帯の牛も出せるのかなと思うのです。

僕がこれを出来ているかといえばまだまだできてない。シビアな状況に不安もある。

だけどそこに面白さもあるのだと思う。

とりあえず今日は子供達に良い結果を見せれてよかったな。

ありがとうございます。

引き続き頑張ります。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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