最終更新日2021.1.29 07:47
食肉販売業のSNS活用法
食肉業界紙「食肉通信」に掲載していただきました。
取材受けてたのすっかり忘れてました。。元旦の新聞今見つけた。 pic.twitter.com/BS4cfydf8X
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) January 9, 2021
2021年元旦号。タイトルは【食肉販売業のSNS活用法】です。
twitterをメインに発信されてる精肉店がドドンと3軒紹介されていた。みんなSNSで繋がってる人だ。
ちょっと新聞の内容とは異なっちゃうけど、「それぞれの肉屋の特徴的なSNS活用法」とか。ハッキリ言ってそんなものは無いのです。記事では差があるように見えるけどね。やってることはみんな同じ。高校生もおじさんもやってる事に大差はない。
取材中も話したけど、SNSを使えば売れるなんてのはマジ幻想なのだ。発信すれば見てもらえると思うことが勘違いなんだよね。
この記事だけを見れば戦略的にSNSを活用してるふうに見える。でも僕はtiktokに「挑戦」なんてしない。遊んでるだけ。めんどくさがりだから対面ではあまり喋らないけど、動画やテキストでの表現は好きで、自分の好きな牛と掛け合わせて楽しんでもらうと嬉しい。そんな感じなんだよね。
あ、、昨日流行りのクラブハウスも始めました笑。
#clubhouse 興味あるんだよねー。やってみたいなーって。ツイートして半日後。やってみなきゃ分からないことだらけ。ラジオみたいに使ってみようかな。アプリが英語だって事を除けば、思ったよりとっつきやすい感じ。 pic.twitter.com/lI1EizcZyO
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) January 28, 2021
改めて言うことじゃないけど、人は驚くほど他人に興味がない。週刊連載の漫画家が人気アンケートの中で生き残り血潮を注いで描きあげた魂の作品も、読者の人生の主役になんてなれはしない。例外はあれどもちょっとした暇つぶしなんだよ。
そんな中で、毎日桁違いに増え続ける情報の中で、SNSで発信をすれば見てもらえる!商品が売れる!!「自分は見てもらえる」なんてのは大きな勘違いだってわかると思う。
SNSは仲間同士でやりとりするツールの一方で『暇つぶし』だ。別にバカになんてしてない。暇つぶしになれるくらい魅力があるのか?テキストの一語一句、動画のクオリティ、相手との関わり、色々あるけど真剣に向き合うしかないってことだと僕は思うんだ。