田中一馬ブログ

研げば切れるなんて勘違い

年末はバタバタしてて例年通り年始の道具研ぎ。

道具が切れなきゃ削蹄なんて出来ない。

ってこともないんだけど。。

200円の草刈鎌で牛の蹄は切れるのか?


https://youtu.be/8gP_MkZyA9A

切れる道具の方が安全で、正確で、素早くて、負担も少ないのは間違いない。

じゃあ「切れる道具」って何なんだろうか?

案外これに答えられる人は少ない気がする。

刃先を付けるのは当然。その上で「どう使いたいのか」ってイメージがあって、初めて刃物を研ぐスタートなんだと思ってる。

①用途からの研ぎ②運刀法に合わせた研ぎ。

この2パターンを組み合わせて実用的な刃物を作るには、しのぎの使い方が重要になる。しのぎをどう使うかが運刀であり、刃先からしのぎの研ぎ方で鎌も鉈も変わってくるのだ。

だから僕は鎌型蹄刀の砥石の負面はフラットを意識するし、鉈は湾曲した砥石を使う。

研げば切れるなんてただの勘違い。

切れる刃物って何なんだろうか?

もっと言えば

どうすれば早く正確に楽に蹄が切れるんだろうか?

逆に言えば

なぜ自分の道具は切れないのか?

その答えを1つでも2つでも3つでも見つけないと道具なんて上手く研げたりしない。

研ぎとは問題点を解決するための手法の一つだ。何時間砥石に刃物をこすりつけたところで砥石と鎌と時間の無駄。

「なぜあの人の鎌は良く切れるのか?」と、よく考えてみよう。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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