最終更新日2019.1.8 16:20
但馬家畜市場2016年9月子牛市
こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。
9月14日は但馬家畜市場9月子牛市の日でした。
早速ですが9月市の市況です。
雌 101頭 最高1,467,720 円 最低625,320円 平均869,015円 前年同期比129,907円高 先月比57,543円高
去 171頭 最高1,180,440円 最低632,880円 平均947,469円 前年同期比44,606円高 先月比78,487円高
高いですね。
今回も去勢はもちろんのこと、雌が異様に高い。
前回の7月子牛市も異様な相場でしたが、その7月から雌で57,000円、去勢で78,000円も高い。
(ブログ『7月子牛市はやっぱり高値推移だった(但馬家畜市場7月市)』)
雌牛は去勢牛に比べて小さいので、メス子牛に80万円出して採算を合わせるの大変なことなんです。
60万円台だったら何とか合うかなって感じ。
それが、最低価格の雌牛でも60万円。。。
正直ここまで子牛価格の高騰が続くとは予想もできませんでした。
本当に牛がいないんだなって、、、やばいな。。。。って思う。
新規で牛飼いをしようと思うと僕レベルの中小規模農家でも5千万円は必要です。
また、それ以上に地元の理解を得て牛を飼う事のハードルが、年々上がってきている。。。
今は牛を持っているだけで儲かっているけど、マジでこの状況は正常ではない。
我が家の牛たち
我が家からは雌4頭の出荷でした。
この子は 三田牛に。
残りの3頭は但馬玄、特産松阪牛、田村牛として2年〜3年後にお肉になる予定です。
どれもそうそうたるブランド牛。
個体差はもちろんだけど、作り手によって味は変わる。
みんな食べてみたいな。。。。そんなことを今から思っちゃう。
(特産松阪牛以外は格付けによって神戸ビーフにもなります。)
和牛は圧倒的に供給不足で、牛ならば売れる。
そんな状況です。
この状況に浮かれるとか憂うとかでなく、ある波にはしっかり乗る。
利益を出さないと何もできない。
それをした上で僕の場合はwebを使って発信をプラスしようと思っている。
発信?意味あんの?って思う人も多いだろな。
発信力は今後必須になると僕は思ってる。
本業の子牛生産がしっかりしてこそだけどね。
【子牛生産がしっかりしてこそ】
そういう意味では今回は反省点の多い牛市でした。
自分より年下の子達の牛を見て、そんな事を強く感じた。
経験も年齢も全く関係ない。
みんな頑張ってる。
僕も頑張るのみです。