田中一馬ブログ

新規就農と住宅

13年前、僕が牛飼いを始めた時に住んでいた家。

近くに来る用事があったので久しぶりに訪れた。

汲み取り便所だったり、雪が吹き込んできたり、鍵が無くて家に入り放題だったり、テレビが映らなかったり、風呂が凍ったり、玄関開けたら熊がいたりしたけど、いい思い出しかないんだよね。

1軒家に一人で住んでたけど、寂しくなんてなかった。

だって牛飼い始めたばかりで無我夢中だったから。

住むところがしっかりあったからこそ無我夢中になれた。

今は牛舎を建てて住まいも移転したけれど、ここは田中畜産の原点だと思う。

この家が無ければ今の僕は無かった。

新規就農での住宅確保は必須。

空き家は多いけど、それを使える体制はまだまだ課題だらけ。

だけど、そこに力を注ぐほどまだ僕には余裕が無い。

だから偉そうなことは言えない。

ただこの家が残っていることがとても嬉しいってことです。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として様々な農家の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛を中心に長期肥育や経産肥育、放牧牛肉の生産などをスタート。
好きなものは牛肉、漫画、純米酒、ウイスキー。ここ1年はサウナにドハマり中。

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