田中一馬ブログ

コシアブラで放牧時期を予測する。

こんにちは。

但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。

すっかり春になりましたね。

タケノコもすくすく育ってます。

うん、、、ゴメンなさい。。。

放牧はいつからなのか?

春といえば放牧の時期。

今年は4頭の牛を放牧敬産牛肉として冬にお肉にする予定です。

すぐにでも山に牛を上げたいところですが、まだまだ出せない。

牛を放牧するには牛が快適に暮らせる状態を準備していなくてはいけません。

ということで桜が咲き始めた3月30日に、放牧場の様子を見に行ってきました。

チキショウ!!雪あんのかよ!!春だぜ!!!

なんとか上がれたはいいけれど草は全く生えていない。

これでは牛は放せません。

気を取り直して1ヶ月後に再び放牧場へやってきました。

って、チキショーーーーーーーーーーー!!!

まだ雪あんのかよ!!!

と言うことで放牧は6月上旬くらいになりそうかな。

放牧の進展は随時SNSに投稿するので(FBtwitterinstagram)チェックしててくださいね!!

コシアブラで放牧時期を予測する

山に上がれば目につくのは山菜ばかり。

普段全く料理しない僕ですが、山菜や蜂の子やキノコなど自分の採ったものは別。

自慢じゃないけど起業した当初は山に上がっておかず探してました。

お金無かったからね。

山菜だけは得意っす。

だから山菜で放牧時期も予測します。

でもせっかくの山菜。

まずは食べてこそだと思うんだよ。

山菜といえばワラビやゼンマイをイメージされる方が多いけど、春のメインはコシアブラ。

タラノメと同じウコギ科の山菜です。

独特のクセが病みつきになる旨さ。

タラノメは食感、コシアブラは味だと僕は思ってる。

これは呆け過ぎ。

一般的には天ぷらで食べることが多いですが、僕は断然炒める派。

天ぷらの衣が邪魔に思えるくらい炒めることでシンプルに山菜を楽しめます。

炒めて食べた方が美味しいと思うくらい味のある山菜といった方がいいかな。

『コシアブラのタマタマ炒め』

①まずフライパンに油をしっかりひきます。我が家は菜種油。

②軸の太いタラノメを最初に入れる。

③タラノメに火が入ったらバター少々とコシアブラ投入。

④サッと炒めたら卵を落として軽く混ぜる。

⑤塩で味付けして完成。

シンプルーーーーーー!!

でもこれでいい。

手をかけなくても美味しいから。

放牧の時期を見に行くと見せかけて、実は山菜を採りに行く口実。。。

いや、両輪かな。

山菜の生える時期は一瞬だからこそ僕らのアンテナはシビアになる。

だから山菜の動きってその年の気候を予測するのに最適な材料になるんだよね。

食欲は偉大です。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として様々な農家の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛を中心に長期肥育や経産肥育、放牧牛肉の生産などをスタート。
好きなものは牛肉、漫画、純米酒、ウイスキー。ここ1年はサウナにドハマり中。

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