最終更新日2019.1.8 18:07
牛の餅?雑煮の中に牛を探す。
2018年になりました。
あけましておめでとうございます。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。
牛飼いは盆も正月も仕事仕事。
それでも元旦くらいはお正月らしく過ごしています。
子供にお年玉あげたりね。
正月の朝といえばやっぱりお雑煮です。
我が家はが宮城出身なので醤油ベース。
そして僕はやっぱり栃餅派。
ではここで問題です。
どちらが栃餅かわかりますか?
https://twitter.com/tanakakazuma/status/947625820322906119
チ、チ、チ、チ、チ、、、
正解は、、、
右っす!!!
左のモチは、牛の分娩時にポロっと落ちてるお産モチというもの。
(ブログ『お産モチとは何なのか』)
見た目も触感もマジで餅です。
これは胎餅(タイペイ)と言って、一体何なのかはよくわかっていません。
僕は粘液が固まったものではないかと思っている。
いずれにせよ栃餅ではない。
つい食べてしまいそうになるくらい紛らわしい牛の餅。
実は牛の餅はこれだけではありません。
栃餅の他にも白い餅もある。
子牛が生まれる際、お母さんの胎内や産道を傷つけないため、蹄餅(テイペイ)と言うプニプニとした角質が蹄には付いています。
歩くとボロボロと取れてしまう、生まれたときだけ見られるお餅。
これは餅というよりはカマボコっす。
餅にカマボコってお正月みたいですよね。
どちらもお産にまつわるもの。
何だか縁起がいい気がするのは僕だけ?