田中一馬ブログ

蹄が足りない牛

こんにちは。

牛飼いで削蹄師の田中一馬です。

今日はヒヅメの足りない牛のお話です。

牛は偶蹄目

牛は偶蹄目ですので蹄の数が偶数です。

1本の足に2つずつ蹄が見えますが、実は4つあります。

後ろから見たらちょこんと小さな副蹄が2つあるのが見えますよね。

牛は指で立っている

牛は肉食獣から逃げるスピードを手に入れるため、指で立つことを選択しました。

人間でも100m走のときなど瞬発力が必要な時は、クラウチングスタイルで、手も足もつま先で構えますよね。

それと同じです。

この4つの蹄を人間の手に当てはめるとこうなります。

牛の指と人間の指

人でいう親指は退化してありません。

人差し指と小指にあたる副蹄も、ほとんど使用することはなく退化しています。

副蹄は山など急傾斜を歩くときに滑り止めの役目があるとも言われています。

しかし、牛舎や平坦な草地で飼われている牛にとってあまり重要ではありません。

この副蹄、ほったらかすと蹄同様に伸びます。

伸びた副蹄

退化した副蹄

退化しているといっても伸びるってことは、まだ牛は副蹄を必要としているのかな。

そんな事を思っていたある日。

両肢の服蹄が退化した牛がいました。

これは違う。。。

こっちこっち。

綺麗に両方の人差し指が無いでしょ!!

たま~にこんな牛を見ます。

両足は初めてでした。

比べてみるとよくわかりますね。

退化は進化の過程

退化とは今あるものが必要なくなり、欠損した状態をいいます。

人間に尻尾がないのも退化です。(まあ僕、尻尾あるんですけどね。)

家畜として飼われていく中で副蹄は必要ないと牛が思ったのか、それとも単なる奇形なのか。

牛の改良スピードは年々すごいスピードで進んできています。

退化とは進化の過程。

これから50年後、100年後の牛ってどうなるんだろう。

正直全然想像もできない。

ただ、僕らの今の選択肢が作っていくんだってことは心に留めておきたいです。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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