最終更新日2019.1.8 11:37
私にも伝えられる「牛飼いの世界」がある
おはようございます。
兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産あつみです。
数日前、私宛に見知らぬ方からお手紙をいただいたんです。
何かな?と思って開けてみると、
「田中さんのブログにとても共感して、その気持ちをお伝えしたくて」
というようなことが書かれていました。
このお手紙の主は、ご自身も酪農をされていて、ご主人から
「このブログ読んでみたら?」
と薦められて読んで下さったそう。
特に、先月屠畜した時に書いたブログが、ご自身のお仕事とも重なり、色々と感じるものがあったそうです。
私にも伝えられることがある
我が家の経営主は主人です。
牛舎の事や牛飼いのこと、経理などなど仕事の決定権は主人にあります。
当然といえば当然なのですが、知識や情報量も私より上です。
SNSで発信をしていても
「やっぱり主人が発信した方が良いよね。
知識もあって伝え方も上手いし、何より経営主の声の方が聞きたいよなぁ。」
って気持ちが根っこにずっとありました。
今でもまだあるかな。
それでも、続けていく中で、共感してもらえたりお声をかけてもらえたり。
とても嬉しいなって感じます。
完璧性と言いますか、つい
「もっと自分より知識も経験も上の人が発信した方が良い。
自分はまだまだそんなレベルじゃないし」
てなってしまうのですが、そうじゃないよねって。
同じ牛飼いでも、一つとして同じ経験をしている人はいなくて、それぞれの価値観・経験の中で
「牛さん」や「牛飼い」
と向き合ってるんですよね。
私と主人でも、同じ経営場所でも感じ方や見るポイントは異なります。
レベルに差はあれど、そこに上下ってないのかな、って。
であれば、今自分が現場でリアルに感じられてる事。
私を通しての牛飼い世界を発信したって良いじゃないか。
そんな風に思ったんです。
私というフィルターを通して見る「牛飼いの世界」
お手紙を下さったTさん、どうもありがとうございました!
とても嬉しかったです^ – ^
私は私の場所で、牛飼いの世界を体験を積み重ね、それを発信していきたいなと思います。