あつみブログ

「よしふくきく2」という牛さん

 

こんばんは。

兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産あつみです。

 

 

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先日、産室に入れていたお母さん牛が、無事に出産しました〜!!

 

 

 

 

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キュルルーーーーーーーン✨

生まれたての子牛って、とっても可愛いんです♪( ´θ`)ノ

ホワホワしていて、お目目もくりっとしていて、これぞ「守ってあげたい」存在!て姿です。

 

お母さんも子牛も、お疲れ様でした!!

 

 

 

 

このお母さん牛、「よしふくきく2」というお名前です。

 

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餌台に足を乗せ、「早く餌くれ」アピール中。

 

 

 

この子は、特別思い入れのある子。

私が初めて、子牛市場で目利きから購買金額を決めるのも、購買ボタンを押すのも自分でして導入した子なんです。

 

 

お母さん牛として、新しい子を残すのには2種類方法がありまして、一つが「自家産」

自分とこの牧場で種付け〜出産〜育成し、そのまま出荷せず残す方法です。

もう一つが「市場導入」

子牛市場で、気に入った血統であったり姿の子を競り落とす方法です。

自家産ばかりですと、血統が似通ったものしか残らなくなるので、多様性という意味でも導入は大事です。

 

 

で、よしふくきく2は市場導入です。

市場につないでいる子牛をズラーーーッと見ていって、「あ、この子いいな」と思い、出荷されてる農家さんにお話を聞きます。

どんな感じの子でしたか〜?って感じで。

すると、親が○○の系統でとか、餌食いはどうだったよとか、丁寧に教えてくれます。

ちょうど、気心の知れた農家さんで、それもあってとても話しやすかったです。

 

 

その後主人に話すと

「じゃあ、金額も決めて自分でボタン押してみな」

ということで、その牛・市場の金額に見合ってると思しき金額を決め、競り場へ向かいました。

(あ、ある程度「この金額くらい」という相談をしてます)

ドキドキ!

 

初めてのことというのもありますが、何より金額!

何十万という単位でお金が動くので、「大丈夫か・・・?」と、ドキドキとワクワクが入り混じったような気持ち。

ブランドバックとかを買うなんかよりも高い金額ですから。

 

 

・・・・・ブランドバックを買ったことないのでよくわかんなかったです!

 

え?もしかして子牛よりもバッグの方が高いの・・・?

それはなんか。。。。気持ち的にいやっすー!

 

 

それから競りボタンをドキドキしたまま押して、競り落とせて、ドキドキ、ほっこりしたまま連れて帰ったのでした。

 

 

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この写真は、牛の血統書の一部。

血統などの情報が載っていて、下の方に牛さんの所有者も記載されてます。

自家産だと「繁殖者」と「所有者」が同じ名前になります。

所有者のところは、大抵農場の代表者の名前なのですが、良い牛さんとかだと奥さんの名前にしたりします。

但馬では結構奥様名義の牛さんも見かけます。

 

よしふくきく2も、私の名前で登録してもらえました^ – ^

それが、と〜〜〜っても嬉しくて。

なんだか、一人前の牛飼いになれたような気がしました。

いや、技術とか諸々のことがまだまだなんですよ!ただ、気持ち的にね、ということで(笑)

一員になれた感じでしょうか。

 

 

 

この時の思いがあるから、やっぱりこの子は特別な存在です。

どの牛さんも大切ですが、よしふくきく2は特別。

 

 

 

いつか世代交代し、お別れする時が必ずやってきます。

それまでも、その時も、そのあとも。

今の気持ちを忘れたくないなって思います。

 

 

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君も元気に育ってね!!!

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書いている人

牛飼いの嫁 田中あつみ(モー子)

1987年生まれ。宮城県登米市出身。
田中畜産の牛飼い&精肉担当。小さい頃から馬や牛といった大動物が好きで、岩手大学農業別科へ入学。勉強しながら岩手の牧場でアルバイトに励む。
たまたま牧場に視察に来ていた主人と知り合い、結婚することに。2007年兵庫へ移住。牛飼いになってから美味しい牛肉を頂く機会が増えて喜んでいる。
アニメと海とチョコ(Meiji)が大好き。マイペースなB型母ちゃん。

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