最終更新日2019.1.8 11:37
短い文章と絵から伝わる、絵本の力〜絵本が大好き〜
こんばんは。
兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産あつみです。
今夜は今年初!のハタハタの煮付けが夕食でした。
ハタハタって美味しいですね!脂も適度に入っているし、身も味がある^ – ^
この辺りでは春先から出回る魚なのですよ♩
まだ寒さはありますが、立春も過ぎたし、ちょっとずつ春に向かっていますね〜。
夕ご飯も食べ、歯を磨いて子供達と絵本読み。
この時間が好きです。
きっと、絵本が好きだからこの時間が好きなんだろうな。
「おこだでませんように」
ここで、一冊の絵本を紹介させてください。
(少しネタバレも出るので、まだ読んでなくて知りたくない方は飛ばしてください!)
皆さんは、この絵本をご存知でしょうか?
くすのき しげのり作 「おこだでませんように」
何年か前に何かの賞をとり、感想文の全国課題図書にもなった本。
何の賞を取ったかはよくわからず(^_^;)
気になった方はググってみてください!
主人公は、何かにつけ周りの人からすぐに怒られる。
不器用で、弁解もしない(できない)から余計に怒られる。
怒られるのが嫌だけど、何でかいつも怒られる。
明日もきっと怒られる。こんな自分嫌だな。。
そんな時、学校で七夕様に願い事を書きます。習いたての字で。
おこだでませんように(怒られませんように)
このページから、涙腺崩壊。
最後のページまでずーーーーっと泣くので、子供達へ読み聞かせはできません。。。
怒られても、ちょっと言い訳でもしたら良いのに、それが出来ない主人公と、自分の子供時代が重なっちゃうんです。
不器用だな。。。なんで怒られるのかもわからなくて、自分のどこをどう変えて良いのかもわからなくて。自分が嫌になる。
周りの大人からは怒られるようなことでも、本人にはちゃんと理由があるんですよね。
それが伝わらなかった・伝えられなかった時の悲しさ。
で、そこからの、七夕様へのお願い事。
キラキラしたお願い事じゃない、だから余計に伝わるお願いに涙。
でも、最後は温かい涙に変わります。
大人にも読んでもらいたい絵本です^^
短い文章と絵から伝わる。絵本の力。
最初の方にも書きましたが、私は絵本が好きです。
大きい絵の中に書かれる短い文章。
それなのに、こんなにも心に響いて、いつまでも残ります。
心にすっぽりとはまる感じ。
さっきの「おこだでませんように」も、主人公の周りの空気感とか、絵からものすごく伝わってきます。
まだ言葉になってない感情や情景が、とても現れているんです。
そう。
私は絵本の何が好きって、きっとこの
言葉になってない感情
が、そのまま伝わるからなんです。
言語化がとても苦手なので、色々感じることがあっても「どう言葉にしたら良いのかな?」「どんな言葉だとしっくりくるかな?」ってなってしまい、そのまま黙ってしまったり。
そんな時に絵本を見ると、
「そう、この空気感!この感情だったんだよ!言いたかったのは。」
ってなるんです。
言葉になる前の感情を、そのまま受け止めてくれる余白があるような・・
そんな懐の広さを感じるんですよね。絵本って。
これは絵本に限らず、絵画だったり、音楽でもそう。
あの時の気持ちの色って、きっとこれ。
この音、今の気持ちを表してる。
そんな、心にピタッとはまるものに出会うと、自然に涙が出てきます。
芸術の力ってすごいな〜と思うんです。
最近、子供が寝る前の絵本読みをずっとさぼっていたから・・・
また一緒に読みたいな。続けたいな。
そんなことを考えた夜でした。
でもね。寝る前読書。できればね。
図鑑系じゃない方が助かるな💓
だって、字細かいし、どこをどう読み進めていったらわからないし、なかなかページが進まないし・・・・
うん。ちょっとは読むけどね。