田中一馬ブログ

牛市の一日(7月子牛市)

但馬牛の7月子牛市が但馬・淡路の両家畜市場で開催されました。

では市況です。

但馬家畜市場7月子牛市

雌 148頭 最高1,899,700円 最低292,600円 平均719,326円 前年同期比189,638円安。 先月比109,128円高

去勢 204頭 最高885,500円 最低150,700円 平均611,077円 前年同期比358,389円安。 先月比82,091円高

雄 1頭 最高740,300円 最低740,300円 平均740,300円 

総平均656,828

淡路家畜市場7月子牛市

雌 158頭 最高1,230,900円 最低217,800円 平均720,319円 前年同期比206,791円安。 先月比81,664円高

去勢 178頭 最高841,500円 最低348,700円 平均666,186円 前年同期比332,802円安。 先月比20,528円高

総平均691,641

 

高いね。

正直今月から価格は上がるとは思ってた。ただ、想像していた以上の相場高でした。景気が回復したわけでも枝肉相場が上がってきた訳でもない。以前先行きは不透明なまま。マルキンによる価格補填のおかげで相場がはねただけ。それでも今までの下げ基調からようやく回復してきた感が僕にはある。

ニュースだと「生産者はしんどい」って書いてるけどね。
本当にこんなこと思ってる繁殖農家いるのか?

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200708/GE00033828.shtml

「(落札価格が)去年と比べたら半分近く下がっているので。(子牛生産者)」
「以前のことを思ったらしんどいと思います。(子牛生産者)」
「外国の方に来てもらわないと回復が見込めない。餌代は変わらないのでしんどいですね。(生産者)」

僕は今月で底は脱したと思った。

去年と比べること自体がずれてるし、先行きなんていつだって誰もわからない。

まあ、しんどい人はいつだってしんどいって言うしね。

牛市の一日

そんな7月子牛市の一日を動画にしました。

コロナで影響があっても僕らは別に被害者じゃない。
それぞれの思いの中でみんなが前向いて牛を見て動いてるからこそ。今があるって僕は思ってます。

いつだって踏ん張りどき。だから引き続き頑張ります。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として様々な農家の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛を中心に長期肥育や経産肥育、放牧牛肉の生産などをスタート。
好きなものは牛肉、漫画、純米酒、ウイスキー。ここ1年はサウナにドハマり中。

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