お待たせしました!2019年放牧経産牛肉「てるこ3」販売開始のお知らせ

田中一馬ブログ

牛の命を大切にする牛飼い

僕は消費者の方から牛の命を大切にしている牛飼いのように言われる事がとっても多いです

でも僕自身そんな認識は全くありません

そもそも牛飼いは牛で食っているので牛を大事にしないと経営は成り立ちません

いくら工場のように効率化やコストカットに焦点をあてても牛が見れない農家は儲けられません

牛を見ると言うことは技術です

どんな技術も向き合って積み重ねて身につくもので牛を粗末にする事とは対極にあります

そんな僕はと言えば1頭の子牛を12月の子牛市場で販売するか自分で肥育するか廃用にして病理解剖するか迷ったあげく子牛を積んで家畜保健所今向かっているという有り様です

技術が足りない

牛が見れない結果です

今は牛の死でノスタルジックにはなりません

反対に慣れちゃって無関心って訳でもありません

受け入れるしかないのでその時その時色々な思いで受け入れているだけです

お肉にするときもそうで牛の屠畜日を決めるのは僕です

僕の判断で牛の寿命は伸びたり縮んだりします

だから僕は命を大切にしているという実感は無いのです

牛のプロフィールや放牧牛肉など色んな分かりやすくてインパクトのある手法がクローズアップされて田中畜産が派手に見える事も綺麗に見える事もありますが牛の命を奪っているとは思っても大事にしていると思ったことは無いんですよね。。。

ただただ僕は牛飼い以前に自分が納得のいく生き方で生きようとしているだけで

その過程で今一緒に歩いていけるお話しできる方がたくさんいること

そこに喜びを感じますし大事なことを大事にしたいと思う日々です

因みに命をいただきますという綺麗な感動ストーリーをつくろうと思ったことは一度もなく美味しく食べる事が牛の供養だとも思ったこともありません

おいしく食べてくれてありがとうと牛が思う訳ないし美味しく食べれてありがとうと思うのは当然人間なわけです

そんな当たり前すぎる話を2008年の牛肉販売時から言ってきました

牛のストーリーをお肉に添付するのは僕が自分の牛を知ってもらいたいだけです(笑)

だから人の牛を回してもっと放牧牛肉の数をさばこうとか今はさばく能力がないですけど。。。)ブランドをつくろうとかもしません

これらの事を改めて明示して引き続き僕らしい牛飼い&削蹄師&お肉屋さんを目指します!

よろしくお願いいたします!!!

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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