田中一馬ブログ

輸入牛肉と和牛は競合しないってマジで思ってんの?

もう十数年スーパーで牛肉を買っていない。

自分で牛肉を売っているというのもあるけど、それ以上に食べたい牛肉が多すぎてただ目の前に置いてある牛肉には手が出なくなった。今は知り合いの肉屋さんやネットで欲しい牛肉だけを買う。もちろん自分の牛も食べる。

だけどスーパーに行くと必ず牛肉売り場に行ってしまう。

気になるのだ。

先日オーストラリア産のウデステーキが198円/100gで売られていた。
20%引きなら158円/100gだ。

いや、うちのスジ肉より安いし。。。

肉の旨さに定評のあるアルゼンチン産も入ってくるし、これからは関税もどんどん下がる。これはもう「牛肉」というカテゴリーで肉を見ていたらやられる気がする。

「黒毛和種は輸入牛肉と競合しないよ。」っていう意見も分かる。確かにそうだろ。
でもさ、198円の牛肉を上から笑って見られるのだろうか。

商品である以上、結局はどんだけ喜んでもらえるか。
価格だってその一つだ。

昨今の赤身ブームの正体は『サシが多いだけの美味しくないお肉への拒絶』という一面はあると思う。実際にそういう肉は和牛でも出てきてる。高かったのにがっかりしたとかはあるあるじゃないか。

僕はアルゼンチン産の輸入でお肉の流れに変化があると思ってる。輸入牛肉は今よりも美味しいものが間違いなく出てくる。そして今よりも安いものも間違いなく出てくる。

今はまだまだ余裕ぶっててもいける。美味くない和牛でもいける。まだ差がある。
でもたとえ今、味に差があったとしても、現状維持は続かないだろなと思うよ。

【品質が違うから】

これって凄く盲目になるキーワードだと思う。

誰のための品質なのかって基本の基本を再確認したい。

 

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬(カズマ)

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として全国の牛の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛で放牧牛肉の生産と販売に挑戦中。
好きなものはカメラ、カレー、コーヒー、純米酒。

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