最終更新日2019.1.8 11:40
私の大切なものを大切にしたい〜エクスマ新春セミナーに参加して思ったこと〜
こんにちは!
兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産あつみです。
今日は、先週行ってきた、エクスマ新春セミナーでのことを書こうかな、と思います。
(セミナー開始直後、緞帳の前で挨拶される藤村正宏先生)
エクスマとは、エクスペリエンス・マーケティングの略で、
お客様は商品そのものが欲しいのではなく、その商品を使って得られる体験や感情が欲しいんですよ。
という視点で、藤村正宏先生が提唱されてるマーケティング手法のことです。
藤村先生のお話を初めて聞いたのが、一昨年の秋頃でした。
マーケティングにとどまらず、人としての在り方や生き方にも通じる考え方のエクスマ話に衝撃を受け、主人と一緒に勉強しています。
で、その年始の大きなセミナーが東京で開催されたので、仲間と一緒に行ってきたんです。
8時間の長丁場だったのですが、長さを全く感じないくらい、熱く、濃く、あっという間のセミナーでした。
先生の挨拶の後、まさかの演劇から始まるセミナー。
なんて斬新!
なんでビジネスセミナーなのに演劇なんてするの?と思われるかもしれませんが、ちゃんと意味があってされてるのです。
私では上手に説明できないので(^_^;)藤村先生のブログをお読みください!
編集に構成・・・・自分の事業に置き換えてみるとかなり面白いです!
劇の後は、先生やゲスト講師の方々によるお話です。
エクスマは、個の発信の重要性を話されるのですが、
今回のセミナーでも、各講師の方々が個を発信していって、自分の事業・生き方がどう変わったのかをお話いただきました。
(講師のお一人、マツモッティさんの話で泣きました)
と、ざっくり言うとそんな感じなのですが、その一つ一つがとても濃い!!!
テクニック的なお話もあったような気がしますが、それも上手いこと説明できません!!!
なんていうんでしょう。。。
エクスマって、ビジネスやマーケティングのようでマーケティングじゃないような・・・・
最初にも書きましたが、人としての在り方、生き方。
こんな人たちになりたい・憧れ。
それを、会場の空気ごと感じてくるような。ライブ会場にいるような。
そんな感じです。
セミナー最後の方、正岡子規のお話しが印象的でした。
明治時代、庶民の新しい文章表現の在り方を模索しながら亡くなった正岡子規。
俳句の世界で庶民から爆発的な支持を得て、そのまま自分の世界を確立しても良かったのでしょうが、そうではなく、もっと大きな夢を掲げます。
俳句という仕事を通して、子規は何を成そうとしたのか。
在り方が現れる生き方だったのかなぁ。
お話を聞いながら感じました。
では、我が家はどうだろう?
牛飼いの仕事を通して、何をしたいのか?
子牛やお肉のお客様もですが、何よりも大切にしたいのは、やっぱり目の前の牛さんだよね。
牛飼いの仕事を通して何かを成すとか、大きな夢とか、正直よくわからないのですが、
がむしゃらに牛さんと向き合っていった先に、新しい道が見えてくるのかな。
そう思ってます。
私は面倒くさがりで、嫌なことがあるとすぐに逃げ出してしまう部分があります。
「大志!!!」って大きな希望を掲げ、そこばかりに目が行っちゃって、目の前の、一番大切にしたい存在を忘れがちです。
だから、そこを一番忘れないように。
目の前のやるべきことに取り組む。
それくらいの方が、きっと私には合っている。
そんな気がしてます。
だって、牛飼いは私がしたかったことだから。
そして、仕事や考え方は違えど、一緒に勉強しよう!
と一緒にいてくれる仲間の存在。
ブログ塾の懇親会で70人近く集まるとか笑
大人な現場をパパラッチしたりとか。
ともすれば、人と交流しなくても出来てしまう牛飼い。
そうすると、自分の考えに固執してしまいがちです(私の場合)
あ、こんな考えもあるんだ。
そうだよね、こんな発想もあるよね〜。
リアルに会って、話して得られる体験は、すごくありがたい。
「この人のここに共感できる」
「この人のこの考え方、私とは違う」
などなど、より「私という人物」を知れるし、広げてくれるなって感じるんです。
だから、どちらもすごく大切にしたい。
目の前の牛さんも、家族も、大好きな仲間も。
はい。
上手にまとめられませんでしたが、
大切なものを大切にしたいな
と、改めて考えた、新春エクスマセミナーでした。