最終更新日2019.1.8 11:39
田中畜産の牛飼い記録〜農家の嫁からお届けしたくて〜
こんばんは!兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産あつみと申します。
我が家、田中畜産の代表は主人の田中一馬です。
牛さんの知識、飼い方や経営理念?など、発信は主人任せな部分がありました。
やっぱり、同じ畜産のお話を聞くのでしたら、従業員ではなく経営者の方に聞きたいですから。
だったのですが・・・
私も牛飼いのこと、書いてみたくなりました!
嫁から見た「田中畜産」「牛飼いの世界」
先日、我が家のことをよくご存知の友人から、こんな言葉を頂きました。
「一馬さんの書く文章がとても好きだけど、それだけだと田中畜産の半分側しか見えない気がして。あつみさんが一緒に書いてみても面白いんじゃない?」
お話を伺い、なるほど確かにね~。と思ったのです。
田中畜産のメイン頭脳は主人です。どのような牛飼いをしていくか、舵を取るのは主人です。
私もその決定に従って牛飼いをしていきます。
でもね…。全く同じ視野で牛飼いをしているわけではないのですよね。
共通の「目標」があってそこに向かおうとするわけですが、夫婦と言えど違う人なので、それを通って見えてくるものも変わってきます。
「男性・女性」「経営主・従業員」「夫・妻」といった立場の違いもありますから。
それが良いとか悪いという事ではありません。
ただ、主人の視点から見えてくる「牛飼いの世界」だけでなく、別の視点もあったら面白いかもしれない。
と思ったのです。
牛飼い母ちゃんって、楽しいよ
牛飼いしています♪と話すとよく言われる言葉。
「はー。大変な仕事だよね~…。」
所謂3K(汚い・くさい・キツイ)なお仕事だからでしょうか。男性中心の封建的なイメージがあるのでしょうか。
確かに、汚れますし体力も使うお仕事です。生き物が相手なのでお休みといったお休みもありません。
生き死にも目の当たりにします。
それでも、無心に牛さんに向き合い、餌をあげたり掃除をしていると、気持ちはどんどん晴れていきます。
汗まみれになっているのに、とっても爽やか~。
何より仕事後のビールが旨い(笑)
仕事後のお酒が一番おいしく感じられる仕事って、牛飼いなんじゃない?というくらい美味しく感じます(^_^)
こんな汗臭いような世界観が、むちゃくちゃカッコ良く感じちゃうんですよね!
世間一般の方が抱く「畜産」のイメージと、私が携わって感じた「畜産」のイメージには、大きな差があるように感じます。
牛飼いの嫁さんだから感じられること。
それを書くことで
「牛飼いって、結構楽しいのかもよ?」
と、ちょっとでも思ってもらえたら嬉しいです。
主人のブログ共々、よろしくお願いいたします!