あつみブログ

過ぎ行く夏。生き物と向き合う夏でした

 

こんばんは。

兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産あつみです。

 

 

今日で8月も終わり、子供達の夏休みも終わって明日から新学期。

そんな中、一つの別れがありました。

 

 

ちょうど夏休みの初めだったかな?

義父が道を歩いていた一匹のカメを捕まえて持ってきてくれました。

 

 

首もダランとしちゃいます。

 

 

子供達に見せようと、見せたらまた川へ戻そうと思っていましたが、

「亀飼いたい!」

と子供達。

そうだよね、見たら飼いたくなるよね。

今まで哺乳類しか飼ったことがなく、あまり爬虫類が得意ではないのも相まって飼育に乗り気ではなかった私。

でも、時間が経ち、水を替えたり、市販のカメ餌は食べないのにキュウリは食べるのね、かぼちゃも好きなのね〜がわかっていくうちに、少しずつ愛着も出てきていました。

 

メスだったので、子供達と一緒に「カメ子」と名付け、お世話をした夏休み。

 

 

 

そんな昨日、次男を保育園へ送って家に帰ってくると、義父と子供達が藪の中を何やら探しているようでした。

何かあったのか?と訳を聞くと、何でも、長男がいつものようにカメ子を水槽の外へ出して散歩させていたそうなんです。

そしたら、ちょっと目を離したすきにどこかへ行ってしまった、と。

 

 

 

 

元々は自然界、家の裏を流れている矢田川付近で生きてきた子。

きっと本能的に川の方へ向かったんじゃないかな?と思います。

 

 

 

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最初は気丈に振る舞っていたものの、カメ子を自分が逃がしてしまった責任や悲しい気持ちで泣き出す長男。

その姿がすごく可愛いというか、愛おしいというか。悲しさも含んでいるというか。

実家の言葉だと「もぞっこい」というんですが、これはまた別のブログで書こう。

 

でもね、カメ子が逃げちゃったのは君のせいじゃないよ。

元々カメ子は野生の生き物だったんだもん。

広い元の場所に戻れて嬉しいかもしれないよ。

 

そんな説明をしましたが、やっぱり悲しそうな長男。泣きながらお家に帰っていく姿を微笑みながら見送る私。

 

 

 

この夏は、牛さん以外の生き物の命と向き合う機会が多かったように思います。

カメ子もですが、実は同じ時期にツバメの雛もお世話していて。

 

 

 

牛舎にある巣から次々落ちてきたツバメの雛たち。

弱って何羽も死んでしまう中、この子だけは体つきも大きくて元気で、取ってきたバッタもよく食べてくれました。

「ピーチル」と名付けてお世話をする子供達。

お家の中や外で飛ぶ練習をしていた矢先、ほんの少し目を離したすきに家の猫にやられてしまったんです。

献身的にお世話をしていた娘の悲しみっぷりが、見ている私も胸をギュッと掴まれるような。

本当に悲しんでいました。

 

でも。数日後にはそのピーチルを殺した猫のお世話も普通にしていました。

 

 

ピーチルも大事だったし、猫もずっと飼っているからもちろん大切な存在。

傷つけ・傷ついても変わらず育み、思いをかける姿に感動すら覚えるんです。

 

私は、こうした生き物への向き合い方というか、それを取り巻く人の気持ちの変化や心に一番心動かされることを再認識しました。

 

 

 

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ピーチルやカメ子を思い、ふと空を見るとうろこ雲。

一夏の思い出。

季節の移ろいに儚さを感じます。

 

 

 

おまけ。もしかしたら・・・・

 

カメ子のことをFBに投稿したら、こんなコメントが返ってきたんです。

 

 

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(小代の植木屋さんの小林さん。というか小林さん、めっちゃ目が良いですね!!)

 

 

この山田橋とは、我が家の近くに有る橋なのですが、カメの足でも泳げば行けそうな距離なんです。

もちろんカメ子の他にも亀はたくさん生息していますが、もしかしたら・・・・

久しぶりの川辺でユッタリ甲羅干しをしていたのかもしれない。

真偽はわからないけれど。

嬉しい想像が出来たのでした。

小林さんありがとうございました^^

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書いている人

牛飼いの嫁 田中あつみ

1987年生まれ。宮城県登米市出身。
田中畜産の牛飼い&精肉担当。小さい頃から馬や牛といった大動物が好きで、岩手大学農業別科へ入学。勉強しながら岩手の牧場でアルバイトに励む。
たまたま牧場に視察に来ていた主人と知り合い、結婚することに。2007年兵庫へ移住。牛飼いになってから美味しい牛肉を頂く機会が増えて喜んでいる。
アニメと海とチョコ(Meiji)が大好き。マイペースなB型母ちゃん。

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