最終更新日2019.1.8 11:42
ふるさと意識ってなんだろう?
こんばんは。
兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産の三児の母あつみです。
昨日の公約?通り、そろそろ夏休みも終わる子供達の宿題・持ち物チェックをやりましたー!!!
大きめのダンボールに、ランドセルを詰めたり、学習用品や宿題などなどを詰め込みました。
始業式の日は、ここから荷物を取れば良い仕組みです。へへへへ・・・・・
肝心の宿題ですが、大物の読書感想文が残っていました・・・
うん。まぁね、なんとかしよう。
毎年、ふるさと学習という宿題がある
夏休みの宿題はその地域によって違いがあるかと思いますが、ここですと
ふるさと学習
というのがあるんです。
住んでいる地域や、ここ香美町の史跡・地域の特産物について調べるというもの。
「へー、お家の近くにこんなところ(もの)があるんだ〜」と、自分のふるさとに親しみを持つ・・・・
そんな狙いがあるのでは?!と思ってます。
で、去年まではいつも行く海水浴で「海の生き物観察」って感じで書いてたんです。
ところが、今年の夏休み前は、やっぱり校区の地区らへんの方がより良いと話を聞きまして。
(海のあたりは校区が違います)
その時に先生が
「お家がここの特産の但馬牛を育てておられますし、牛舎探訪とかでも良いと思うんですよね〜」
とおっしゃってたんです。
めっちゃ近いやん!良いじゃないか(超ラクじゃん♫)!と、今年はそれに。
先生ありがとう!宿題がひとつ片付きました!!
ふるさと意識ってなんだろう
でね。
毎年夏休みの宿題をしていて思うというか、ちょっと違和感があるというか。
どんな違和感と言ったら
本当にそれで「ふるさと」を意識するようになるのかな?
ということ。
このふるさと学習と同じく、選択制ですが「但馬牛の絵を描こう」というのもあるんです。
これも同じく地域の特産但馬牛の見識を深めるためのものだと思いだと思います。
うちの子のお友達が牛さんを描くため、我が家に来てくれるのはとても嬉しいです^^
その辺りを書いたブログはこちらー!お時間ある方は読んでみてください♫
それと同時に、こういう学習でふるさとと認識するのかな?という疑問もあるんです。
確か私が小学生の頃も、同じような学習があった気がします。
また、授業中に地域の史跡を訪ねたりとかもあったような・・・・・
あったような気がしますが、それに対して興味がないので、訪ねた史跡のことは全く覚えていません。
もう一つの例えば。
実家にいる当時、牛さんは好きでしたが乳牛しか知らず、しかも「牛飼い」という仕事を知りませんでした。
なので、実家のあたりも畜産が盛んでしたがそれも全く知りませんでした。
但馬に嫁いで牛飼いになって、実は宮城の親戚に和牛の農家さんがいることを知り、それから宮城の畜産にも意識が行くようになりました。
何が言いたいのかというと
興味やなかったり好きじゃないものは覚えないし忘れる
ということ。
逆に
ふるさとが好きだったら、その地域に残ろうが外へ出ようがちゃんと覚えてるしあとからでもちゃんと記憶に残る
とも思うんです。
で、ふるさとが好きっていう感覚は「小さい頃その地域で過ごした楽しい日常と記憶の積み重ね」なんじゃないかな〜?って。
我が子で言ったら、多分大きくなっても但馬牛のことと、海水浴のことは覚えてるんじゃないかなと思うんです。
この辺はスキーが盛んですが、盛んなのはきっと子供の頃からスキーをしていて、やっぱりそれが楽しいから残ってるんだと思うんです。
頭で理解する作業も時には必要だとは思いますが、私なんかは超感覚で生きてる人なので(笑)
この辺りは海も山も川もいっぱい。自然が豊かです。
こういう環境を活かした学習が、よりふるさとを知るきっかけになるんじゃないかな。
そんなことを夏休み終わり間近に思う母でした。