最終更新日2019.1.8 11:39
香美町子牛品評会前期の部、開催
こんばんは!兵庫県の但馬牛繁殖農家の田中畜産あつみです。
今日はここ、香美町の子牛品評会前期の部が行われました。
どういう牛さんが良い牛さんか?
品評会とは、いわば「美人コンテスト」の事。
香美町内の但馬牛繁殖農家さんが、品評会前期の部に出場出来る月齢の子牛をそれぞれ選んで出場させます。
その子たちを実際に見比べながら、「お母さん牛として残すべき、但馬牛らしい良い牛さん」を審査していくのです。
メインは雌牛の部門ですが、去勢子牛の部門もあります。
去勢も、発育や体型などを考慮し、綺麗な子の順位を決めていきます。
この品評会は前期(9月)、後期(10月)の二回行われています。
昔、まだ冬場にしか子牛市(子牛の販売会)がなかった頃。
市に出荷する前に品評会をすることで、良い評価を貰えた子牛が良い値段で買われていきました。
なので、この子牛品評会は大きな意味があり、町内の農家さんはこぞって品評会に子牛を出場させていました。
今では大体毎月子牛市が開催されているので、そういう面での意味は薄れているのかもしれません。
ですが、こうして子牛が集まり、色んな農家さんの
「良い牛とは?」
を、実際に子牛を見比べながら聞ける機会はなかなかないので、とても勉強になりますし、とても好きな場なんです!
我が家からも2頭の雌子牛が出場
我が家、田中畜産からも2頭の雌子牛を出場させました。
結果は・・・・・・・
3等賞!!!
お!3等って、3番目に良いってことでしょ?結構良い成績じゃない?
と思ったそこのあなた!!
実は、順位の呼び方に特徴がありまして、
1番良いのが「一等一席」、そこから「二席」「三席」と七席までかな?続いていきます。
その次が「二等一席」
その一、二等に入れなかったのが三等賞。参加賞なんです。
・・・・・・・はい!
参加賞でした!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・お、おん・・・orz
もう。。はい。
育て方や選抜の仕方など、まだまだまだまだな田中畜産です。
牛さんは生き物なので、
「こう育てたら絶対うまくいく!」
というのはなく(健康に飼えたら上手く育ちますが、この健康をキープさせるのもまた難しい)、難しさもあるのですが、だからこそ牛飼いは面白いのかもしれません。
明日からまた牛飼いです!
向き合った分だけ、牛さんは返してくれます。
さーやるぞ!勉強です!
押忍!!!