最終更新日2019.1.8 16:20
命に感謝して食べるって素敵なこと。だけどこれが正解ではない。
こんにちは。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。
お盆ですね。
昼過ぎに家族でお墓参りに行ってきました。
自分のルーツや大切なものに思いを馳せる時期。
それが僕にとってのお盆です。
思いを馳せる
朝、家の裏の罠にイノシシがかかっていました。
毎日牛舎の酒粕を食べに来ていた親子のチビの方。
罠にかかったからには害獣として駆除されます。
これを見て「かわいそう」って思う人もいる。
お盆に殺生してはいけないとかって考えもある。
食べるために殺すのは良いとか、食べること自体ダメとか。
ゴキブリは殺せるけど、哺乳類は抵抗があるとか。
山を切り開いて道路や町を作っている時点で、多くの命を奪っているんだよって考えもある。
人の数だけ命に対する考え方がある。
だから、「これが正解だ。お前は間違っている。」なんて言うのはおこがましいにも程があるって思う。
命に感謝して食べようねってのも、正解なんかじゃ無いよ。
僕は感謝して食べるって素敵だと思うけどね。
生まれたものは必ず死ぬというのは全てに共通する真理です。
しかし、それ以外にも共通するものがある。
それは思いを馳せているってこと。
みんながそれぞれ大切なものが違う。
だから、思いを馳せる対象も様々。
正しさではなく、それだけの違いなんだと思うんだよな。
せっかくのお盆なので、今日の晩は先日屠畜した「多香音」のサーロインを食べようと思います。
※多香音についてはこちらのブログを見てくださいね!
これも僕にとっては思いをはせるってことなんだよね。
感想はまたブログに書きます!!
今日はお盆。
自分が大切にしたいものを見直す日にしたいですね。
ではではみなさん、良い盆を~!!!