最終更新日2019.7.16 15:26
牛モモ肉は千差万別!!部位による特徴と美味しい食べ方。これが秋福悠のモモ肉だよー!!
社員が2名増えました笑。
社員が2名増えました。あと1人は外で遊んでます。 #たなちく pic.twitter.com/KwgiL0ILUa
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) July 14, 2019
7月8日からスタートした秋福悠の精肉カット。6日経った時点で「後」が終了。
残るは「前」「上」「下」の3部分のみとなりました。
って、、、
多ーーーーーーーーーー!!
朝から晩まで牛飼い、削蹄、肉切りしてるのに。
カット残ってる肉多ーーーーーー!!!
(牛肉の部位についてはこちらのブログを読んでね。)
せっかくなので今切った秋福悠の「後(モモ)」を見て欲しいな。
これが秋福悠のモモ肉だよ!!
牛の後ろ部分は大きく5ブロックに分かれます。
・ランイチ
・シンタマ
・ウチモモ
・ソトモモ
・スネ
プリプリのお尻【ランイチ】
ランイチとはサーロインから繋がるランプと、ソトモモに繋がるイチボからなる部位。
牛のお尻かな。
もも肉の中で最も柔らかく、脂の質も良い場所なんです。
ここからは4つの商品を作りました。
【①ランプステーキ】
まずはモモの王様ランプ。
ほぐれるような食感と甘みのある部位で、全てをステーキ用にカット。どんなお肉好きにも受け入れられる万能型のステーキだと思う。
肉ハートだよ。おはよー。 #ランプステーキ pic.twitter.com/gziuWjZOLX
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) July 14, 2019
ランプにもしっかりとサシが入ってます。しっとりと柔らかいランプはステーキ用にカット。ディスイズソーグッド。美しい✨ #秋福悠 #たなちく #但馬牛 pic.twitter.com/R3Hs2Z8bXk
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) July 12, 2019
【②メガネ&③ネクタイ焼肉ブロック】
ランプにくっついているのがメガネ(上)&ネクタイ(下)。
メガネのレンズやネクタイに似ていることからその名がついたらしいけど、どれだけ見てもメガネに見えないよね笑。ネクタイはちょっと分かる。
メガネはハラミに似た味と食感、ネクタイはあっさりとしながらもやや鉄分の多い味。
どちらもカットして焼肉で食べるのがオススメです。
【④イチボステーキ】
イチボはランプからソトモモに続く、お尻の外側の部位です。
赤身は味の濃いソトモモに似て、柔らかさはランプに似た良いとこ取りの筋肉。
僕が牛肉の中で3本の指に入るくらい大好きな部位なんです。西の横綱がリブロースなら、東の横綱はイチボだと思う。
さらにイチボの脂はここにしかないコクがあり、赤身と脂身の2つの味を同時に楽しむことができます。
また、イチボは場所によって味や硬さが大きく変化する部位でもあります。
全てをステーキにしましたが、きめが粗く肉質がやや硬い部分は、「イチボ赤身ステーキ」として分けています。これがまた赤みとのバランスが良くて止まらない味。どちらのイチボも合わせて楽しんでいただければ嬉しいです。
これは実に壮観である。ランイチという部位は分割するとランプ、イチボに分かれます。これはイチボ。捌いて肉肌に触れるとねっとりとした脂が溶け出します。脂の質がめちゃくちゃ素晴らしい!素晴らしきかなイチボ!!ステーキ用にカットです。 #但馬牛 #たなちく #秋福悠 pic.twitter.com/LK4YGisfJF
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) July 12, 2019
上品な赤身肉【シンタマ】
シンタマ(芯玉)はモモの中でも肉のきめが細かく軟らかい場所。
あっさりと、でもしっかりとした味のある赤身のお肉です。
【しんしんステーキ】
芯玉(シンタマ)の中心部分にある太い筋肉である芯芯(シンシン)をステーキ用にカットしました。赤身が好きな人に一番食べて欲しいステーキかな。
うっすら入ったサシがバランスの良い甘さを出してくれています。
【シンタマ焼肉用】
シンタマの中でもカメノコと呼ばれる亀の甲羅のような丸い肉の塊。ステーキにするにはやや硬いので焼肉用にカットしました。肉の味がしっかり楽しめる焼肉です。
ちなみに切ったお肉は全て食べています。食べなきゃ分からないもんね。
子供達の剣道が終わり、今日の肉カットも終わり、牛市も牛飼いも終えて、かなり遅めの晩御飯です。肉切り出すといつもこう。今日は #秋福悠 のしんたま。しんしん、かめのこ、ひうち等、切っては食べ切っては食べの日々が続く。疲労ハンパないけど身に染みる味。ほんと美味い。 pic.twitter.com/iDNSW3YP6X
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) July 10, 2019
【ひうち焼肉用】
赤身に定評のあるシンタマの中で、ヒウチだけは驚くほどサシも入る。 焼肉屋さんではトモサンカクとして出されているお店もあります。赤身のおいしさとコクのある脂身を同時に味わうことが出来る部位。真っ白に見えるけどクドさのない脂なのです。
これぞモモ肉や!!【ウチモモ】
これぞモモ!!牛の中で最も大きな筋肉の塊がウチモモです。
【ウチモモブロック】
ローストビーフにも焼肉にもステーキにもすき焼きにも。なんでも行ける万能選手。赤身のお肉ですとは言えないくらいに良い感じでサシも入ってます。肉色も脂質もサシの入り具合もベストバランスだと思う。
肥育牛は前の方からサシが入っていき腿の方は最後の方に入るんだそうです。で、腿まで綺麗にサシが入る事を「ももぬけ」と言うのだそうですが #秋福悠 も、ももぬけの良いお肉です。これはウチヒラ(内腿肉)ローストビーフでも焼肉でもいけるように短冊状にカットしてます。早く試食したい! #たなちく pic.twitter.com/40HMG83V17
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) July 11, 2019
力強さNo. 1【ソトモモ】
後脚の一番外側にあるソトモモ。モモの中では最も硬いけれど、一番味の濃い場所でもあるんです。
【ソトモモ焼肉用】
ソトモモの中で一番大きな筋肉は、サシも入りあまり硬くはない部分。今回は赤身の美味しさを楽しんで頂けるよう、やや薄めにカットしました。是非焼肉で楽しんでいただきたいな。
「ソトモモが一番好き」という方もおられるくらいしっかりとした味のある部位です。
【マクラローストビーフ用ブロック】
枕の形に似ている棒状の筋肉。キメも荒くやや硬いためローストビーフ用にブロックにしました。味の濃さは間違い無いので薄く切って楽しんでほしい部位。
ちなみにオススメのローストビーフの作り方はこちら!!クリスマスじゃなくてもぴったりです笑。
【ハバキ焼肉用】
ソトモモのなかでも一番スネに近いハバキ部を焼肉用のブロックにしました。脂身は無く鉄分の強い赤身の味って感じかな。
【センボンスジ】
ハバキの中に包まれているのがこのセンボンスジ。切ってみると分かりますが断面はスジだらけ。まさに千本スジと言われる所以です。でもね、このスジはプチプチと噛み切れる。焼肉用で食べても良いし、カレーとして使っても合います。1頭に2本しか取れない部位ですが、1本味見で食べちゃいました笑。
【モモカレー用】
ウチモモ、ソトモモ、シンタマの一部をカレー用にカット。焼肉で食べられるくらいなので煮込まなくても全然大丈夫です。これだけ写真撮り忘れて冷凍後にiPhoneで撮影(苦笑)。ちなみに全ての商品はこんな風に真空パックで冷凍しています。だいたい200gくらい。
スープがオススメ【スネ肉】
【スネブロック】
牛肉には硬いけど味のある部位、柔らかいけど味の薄い部位など色な部位があります。
硬いお肉の代表格が「スネ肉」です!!
肉の周りをスジが覆っていることがスネ肉の硬い要因。しかし、これこそが煮込みにぴったりの要因なのです。
例えば高級部位であるヒレ肉は煮込むとホロホロと崩れ、形がなくなってしまいます。ヒレは断然ステーキ。
一方、スネは煮込めば煮込むほどそのままの形状で柔らかくなります。煮込むことでお肉が持つ旨味を楽しむ部位。
アクが出にくいのでスネ肉はスープにも最適なんですよー。
スネ肉も綺麗な肉目でサシが入っています。このまま薄くスライスしたら焼肉でもいけるような気もしましたが、それでも部位的に硬いだろうから煮込み用にカット・真空パック。早く味見したい…これはおでんとかにしてみようかな。 #秋福悠 #たなちく pic.twitter.com/bWJabPSNWe
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) July 9, 2019
おはようし。そういえば昨日やっとカットしたスネ肉の料理が作れました。大根とこんにゃくの炊いたん。こんな時は電気圧力鍋が超便利♪高圧20分でホロホロのお肉になりました。味も染み込んでて美味!夏は冷たい食べ物が多くなりますが、こういう煮込んだものは体にも優しいから食べたいね^^ pic.twitter.com/KLkMBjlI8K
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) July 13, 2019
以上モモ肉の紹介でした!!
さあ、明日からは「前」切っていくよー。まだまだ肉切っていくよー!!
さあ、今日も肉切るで!! pic.twitter.com/Acac07vQlF
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) July 12, 2019
僕は真空パック係だけどね笑。