最終更新日2019.1.8 11:41
そうか、これが調和なのかもしれない。と感じた出来事。
こんばんは。
兵庫県で但馬牛の繁殖農家をしております、田中畜産あつみです。
数日前、我が家の隣町、新温泉町で開催されたエクスマセミナーに夫婦で参加してきました。
エクスマの創始者、藤村正宏先生のセミナーは何度も聞いていますが、その場所場所で、その時の雰囲気に合った内容をお話しされるなぁと実感。
今回のでしたら、但馬の方々が「よし、これうちでもやってみよう!」と思えるような。
先輩やお友達にもたくさんお会いできて話せて、とても楽しかった。
セミナー後の懇親会や、懇親会後のお話も楽しかった。
この日、お友達のみなみちゃんとはお昼も一緒で、今までこんなに話したことなかったな~って言うくらいお話も聞けて。
それも嬉しくて。
色々あった一日で気持ちがふわーーーっとしたまま。
その翌日。
帰路につく途中、藤村先生と事務局の橋本さんが我が家に立ち寄ってくれました!!
うおおーーー!!?
うちの牛舎に、先生が・・・先生がいるよー!
牛さん見てるよーーーーー!
尊敬する先生たちを前に、緊張と嬉しさのあまり固まる私と主人。
いつも以上に言葉数が少なくなる(笑)
でも、先生も橋本さんもいつも通り、自然体でした。
お家で珈琲を入れている最中、子供たちが「クレヨンしんちゃん」の映画を見ていて、先生も一緒に見ながら
「かすかべb級グルメフェアはどうなるんだろうね~?」
と子供たちに話しかけていたり、猫好きの橋本さんは、いつの間にか我が家の猫さんと距離を縮めていたり。
なんでしょう。
憧れの方々と私たちの日常が重なり合い、何とも穏やかな気持ちでいられたのでした。
あぁそうか。
これを「調和」と言うのかもしれない・・・。
あの時の気持ちを言葉にしたらこれになるんじゃないかな?
数日経って、そう思うようになりました。
ふと思い出した、伴奏している時の感覚
私は小学校~高校一年生の10年間、ピアノを習っていました。
週一で教室に通わせてもらって、課題曲を練習して。
練習をあまりしない方でしたが、それなりに弾けたので、学芸会とか合唱コンクールの伴奏を度々していたんです。
人前で演奏するわけですから、やっぱり緊張します。
緊張すると、「早く終えたい」という気持ちが勝ってしまい、指揮者の指揮よりも早くピアノを弾いてしまったり、テンポがずれてくるんですね。
今年に入ってから、よく先生は
「仕事でも、生き方でも、調和するのが大切だよ」
とお話しされていました。
自分が!自分が!と我を通すのではなくて、相手の気持ちに寄り添うということ。
お話を聞いて、文章を読んで「そうか。調和か~」と思うものの、では、具体的にどういう状態が「調和」なんだろう?
我を出さずにいた方が、調和できるってことかな?
と、ずっと思っていました。
読んで字のごとく、それぞれの音が重なり合って、より良い調べ(音)になる。
一つの音だった時よりも、音のパワーを増して。
それが調和かな?うん。
で、先生や橋本さん、我が家の子供達や私たち夫婦の気持ちを見て、昔ピアノの伴奏をしていた時の感覚を思い出し、ちょっとつながった気がしました。
自分が!自分が!の気持ちだけでは、相手の音が聞き取れません。
さっきのピアノ伴奏の話とかもまさにそうだよな、と感じます。
かといって、自分を押し殺していては相手の音と重なることもできません。
自分の音を出しながら、相手の音や様子をしっかりと見て聞いて。
すると、とても心地よい音が聞こえてくる。
「調和」するためには、相手への優しさや心遣いが何よりも不可欠だなと、先生や橋本さんを見ながら感じたのでした。
言葉ではなくて、在り方で教えていただいたように思います。
スコット、ハッピー、お忙しい中お立ち寄りいただき、ありがとうございました!