最終更新日2019.1.8 11:39
私が小さい頃からずっと好きで、今の牛飼いの仕事にも繋がっているもの〜筋肉編〜
こんばんは!
兵庫の但馬牛繁殖農家の田中畜産あつみです。
今日は昨日のブログの続き、牛飼いの仕事にも繋がっている好きなもの〜筋肉編〜を書こうと・・・・・思います!!
若干引かれ気味なのは分かっているつもりです!大丈夫です!!
気がついたら筋肉(マッチョな人)が好きだったワタクシですが、なんでかな〜と思い起こすと、多分これがきっかけでは?
というのがありました。
父がよく見ていた洋画のアクション映画
私が小さい頃はまだDVDがなく、ビデオデッキの時代でした。
で、ビデオレンタル屋さんからビデオを借りてきて、ダビングして何度も見ていたんですね。
・・・・・・転売はしていませんよ!大丈夫!
あくまでも家庭での鑑賞としてですよ!!!
それで、父はアクション映画が好きだったのか、アーノルド・シュワルツネガーやシルヴェスタ・スタローン、スティーブン・セガールが出演している映画を見ていました。
で、その父の横で私も見ていたんですね。
シュワちゃん、大好きだったよね。
ランボーシリーズが何作か実家にあった気がします。
セガールも最高にかっこいいよね!
アクション映画ですから、人を傷つけたり、そういったシーンなんかもありますよね。
それを気にしてか、映画が始まると母がそれとなく「夜も遅いし寝ようか」みたいな感じになっていたような気がします。
おかげさまで、生き物を飼う仕事にも就け、比較的心根の優しい人に育ったのではと思っています。
自分でそんなことを言うなって?
はい、すみません。
それでも、出来るだけ優しく在りたいな〜とは思っていますよ(^^)
しかし、このアクション映画は私に影響を与えました。
マッチョの人はカッコイイ!!!
マッチョだと敵も倒せるし、そこらへんにある武器っぽいのを拾って戦えるし、何より強い!
うん!華奢な人よりもマッチョが良いよね!!
そんなイメージをがっつり植えつけた!・・・・んじゃないかと思います^^;
高校の美術部員の時に出会った、ラオコーン半身像
そんなひっそりマッチョ好きな思春期を過ごす私は、中高と美術部に所属していました。
高校の美術室には、デッサン用の石膏像が何体か置いてあったんですね。
そこにあった一体の石膏像に心奪われました。
石膏像って、ギリシャ神話をモチーフに作られているものが多いのですが、このラオコーンもその一つ。
何故かよくわかりませんが、海蛇に巻きつかれて苦悶の表情を浮かべている瞬間らしいです。
それで、なんでこのラオコーン半身像が好きになったのかと言いますと、
筋肉って、綺麗だな〜
としみじみ思ったからです。
曲げたり、捻ったり、腕を上げたりといった動作に合わせてしなやかに動く筋肉。
美術の題材にもよく出てきますが、きっとそれは、人間の姿に美しさを感じる人が多かったからではないでしょうか?
という美術的な観点から好きになったのが15%くらいで、残り85%くらいは
このおっさんマッチョじゃないかーーー!!マッチョ、マッチョーーーー!!!
という気持ちメインです!
はい!ただのマッチョ好きだったんです!
当時の携帯待ち受け画面も、ラオコーンにするくらいの気持ち悪さを発揮する私。
しかし、美術部の友達もみんなだいたい変人だったので、そんな私を笑いながらも温かく見守ってくれる、優しい友達ばかりでした。
はい、とても人運が良いのです(^^)
中央女子、一番右が私です。
当時も変顔で写ろうとしていたのがうかがえます(笑)
そんな友達にも恵まれ、ラオコーン半身像と楽しく美術部生活を謳歌したのでした。
仕事で自然についた筋肉、素敵だよね
その後、
筋肉好きは変わらぬものの、高校当時ほどの「マッチョ熱」はなくなりました。
筋肉いっぱいの人=マッチョな人
から
仕事でついた自然な筋肉
へ、好きがシフトチェンジしていった感じです。
牛飼いなんかは、重いものを持ったりすることが多いので、腕周りの筋肉が発達します。
きっと、それぞれの仕事によって、筋肉の付き方は違うと思うんです。
その人に合わせて量や質を柔軟に変えて動く筋肉。
そこにはやっぱり「人」が感じられますし、美しいな〜と思うんです。
ジブリ映画「風立ちぬ」で堀越二郎さんが、ドイツの軍機に近づき
見つめて
「美しい・・・」
と思わず言ってしまう。
そんなシーンのような。
二郎さんのような高尚さはないけれど、筋肉に美しさを感じる私なのでした。
では、この馬好き、筋肉好きがどう牛飼いと繋がっているのか?
それは、明日書こうと思います(^^)