田中一馬ブログ

令和最初の子牛市場も総平均は100万越え〜但馬家畜市場5月子牛市〜

5月8日は但馬家畜市場5月子牛市。

令和最初の子牛市場でした。

我が家からは4頭の出荷。
去勢1頭メス3頭。

今月はこの一年で一番自信の無い市場でした。

牛の発育はバラバラ。血統は最悪。

改良と販売は本来なら両輪のはず。だけど現実は噛み合わない。
遺伝的多様性と経済性は短期で見れば矛盾している。。。

って僕がつける種を決めたんだけどね!!笑

2019年5月市市況

雌 114頭 最高1,707,480円 最低642,600円 平均974,198円 前年同期比119,927円高 先月比51,634円高

去勢 162頭 最高1,405,080円 最低575,640円 平均1,028,613円 前年同期比37,079円高 先月比15,704円安

総平均1,006,137円

先月から上げてきました。再び総平均が100万円を超えた。

セリ開始1頭目から158万円、127万円って。。。牛も良かったけどハンパない。

ちなみに平成30年度の黒毛和種子牛価格は全国平均で766,000円。平成30年度の兵庫県の子牛平均は1,048,000円

比べるといかに但馬牛の子牛価格が高いのかが分かると思います。

https://twitter.com/tanatiku/status/1125991487865384960

今回は自信がないと言いながらも市場相場に上げられ、全ての子牛が高値で取引されていきました。

売れてからが評価。

追える範囲で最後までどの牛も見届けたいって思います。

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として様々な農家の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛を中心に長期肥育や経産肥育、放牧牛肉の生産などをスタート。
好きなものは牛肉、漫画、純米酒、ウイスキー。ここ1年はサウナにドハマり中。

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