最終更新日2019.1.8 11:41
但馬家畜市場4月子牛市を終えて
こんばんは。
兵庫県で但馬牛の繁殖農家をしております、田中畜産あつみです。
今日は但馬家畜市場、通称「子牛市」がありました。
我が家のような繁殖農家は、ある程度の月齢まで子牛を育て、この市に出荷します。
ここで子牛達は肥育農家さんや、別の繁殖農家さんの元へ嫁いでいきます。
寂しさもあり、この子達の命で生活できてることを改めて感じたり。
お金も得られるのももちろん嬉しいし。
もっと良い牛さん作れたよね、という思いもあり。
色んな気持ちがあります。
早朝から準備して、手伝いに来てくれる義父が持たせてくれたおにぎりを食べながらの道中。
美味しいおむすびを食べながら、気持ちはとても充実してます。
それが、市場へ近づくにつれて
「よし、子牛を車から降ろして手入れして…
相場はどのくらいで…
我が家の今回の出来はこうだから…」
なんて考えながら、気持ちが切り替わっていくのを感じます。
この感じ。
気持ちや頭の中がシャキッと入れ替わっていく感覚がとても好きです。
ちょっとした戦闘モードというのでしょうか?
実際に戦うわけじゃないですよ、もちろん。
私だけではなく、主人もですし、他の農家さんもですし、購買いただく農家さんも真剣です。
このピリッとした、少し怖いような感じがかっこいいなぁと思うんです。
そうか。
この農家のかっこよさが好きなんだな、私^^
市の最中の、先輩農家さん達との話。
前の時に、我が家の牛さんを買っていただいた農家さんから、その後の様子をお聞きしたり。
話を聞いて、実際に牛さんを見て、その中から、
「じゃあ、我が家の牛さん作りはどないだろう?」
を考えて。
結果が出るまでスパンも長い牛飼い業。
個体差も大きく、体型を揃えるのも難しい。
我が家はまだまだです。
それでも、だから、面白いなと思います。
我が家から出荷した7頭も、無事に次の農家さんの元へ旅立っていきました。
元気でたくさん食べて、大きくなってね。
私達も、市で見て来たことを、我が家の牛舎に落とし込めるよう頑張ります!!