最終更新日2019.1.8 18:46
今年も夏がやってくる!!牛の快適環境は温湿度(THI)指数で判断しよう!!
今日は朝から発情を見つけて良い感じのスタート。
おはようございます。珍しく嫌な夢で4時過ぎに目覚めた僕。いつもより早く牛舎に行くと発情している牛を2頭見つけました。分娩後42日と33日の牛。よ、よっしゃー!!牛の排卵は21日周期。1度見逃すと3週間(3万円という試算も。。)のロスになるんです。嫌な夢も悪くない、そんな朝です。 pic.twitter.com/W7jFQm4iJL
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) June 21, 2017
おはようございます。
但馬牛繁殖農家のお肉屋さん、田中畜産の田中一馬です。
6月も中旬、蒸し暑くなってくる時期ですね。
これから夏に向けてどんどん暑くなります。
牛たちは暑さが苦手な動物です。
暑い時期は餌の摂取量だけではなく、受胎率も下がります。
母牛の暑さによる影響は胎児の能力にまで影響を与えると言われており、和牛農家にとってもヒートストレスはもはや重要課題。
一般的には気温を見ながら換気や送風を行いますが、意外に意識できていないのが湿度です。
牛がストレスを感じるのは温度と湿度のバランス、温湿度指数(THI指数)が大切だと言われています。
温湿度指数(THI指数)はヒートストレスメーカーで一目瞭然。
そうはいっても温度と湿度のバランスなんてよくわかりませんよね。
それを視覚で伝えてくれるのが、このヒートストレスメーカー。
温度と湿度から牛の快適具合を推測する羅針盤です。
人間でも赤ちゃんの快適な環境にするために温度と湿度を計ったりしますよね。
あれと同じ。
酪農では昔から使われているヒートストレスメーター。僕は知りませんでした。温度と湿度から牛の快適具合を推測する羅針盤。これから暑くなるから意識していこうと思う。上の針が黄色になると注意、赤はかなりのストレスなんだって。酪農家の常識は和牛農家の常識じゃないって結構あります。 #牛ネタ pic.twitter.com/BHKJdMUYeZ
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) June 10, 2017
おはようございます。ハンパなく暑くなる気配の但馬地域。牛舎内の気温は20℃と、一見涼しげでありますが、THIメーターは68で黄信号。日中は食べずに昼寝ができるよう早めに仕事を片付けようと思います!!あ、暑いタイミングでの餌が牛にとっては負担だっていう話ね。僕は昼寝しない人です。 pic.twitter.com/R3fUiJwff9
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) June 19, 2017
これはTHIメーター。暑さにおける牛さんのストレス具合をチェックするやつ。気温計と湿度計とかが合わさった感じ。牛さんは暑さが苦手。このラインを超えたら暑熱対策した方が良いよーが見える化されたやつなんです。ちなみに今日は…暑いよ。蒸し蒸しです。ファン強めに回さなきゃ! #牛ネタ pic.twitter.com/dgmK8dR1Wp
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) June 21, 2017
今の牛舎の温度や湿度が、牛にとってどうなのか。
僕は正直わかりません。
明らかに目に見えて不快だとわかる時には、既にかなりのストレスだと言えます。
そうなる前に気がつきたい。
THI指標はあくまで目安です。
それでもこのようにサッと視覚で伝わるようにしておけば対応も素早くなる。
牛舎に温度計を設置するなら、ヒートストレスメーターを入れるのもありだな。
そんなことを最近思っている僕です。