田中一馬ブログ

僕がブログを始めた理由。

こんにちは。

田中畜産の田中一馬です。

僕がブログを始めたのは2006年12月3日、まだ28歳の時。

気がつけばブログ10年目に突入していました!!

(昔のブログはこちら「田中畜産の牛飼い記録~牛飼い始めました~」)

僕がブログを始めた理由

当時SNSと言えば匿名性の高いmixiくらい。

まだまだ実名を出してブログを書く人は少なく、だからこそブログを通して色々な方とのつながりを持つことができました。

実はこのブログ、始めた理由は『婚活』でした。

非農家出身で牛飼いの仕事すら知らなかった僕。

大学卒業後借りたお金の重さも分からないまま、次々に借金をして牛を増やし、無我夢中で規模拡大に進みました。

そして就農5年目に自分の牛舎を建て牛もそろった時、規模拡大という単純明快な目標が消えてモチベーションが一気に下がってしまった時期がありました。

このままではやばいなと思っていた時

『誰も教えてくれなかった農場をうまくやる方法~コーチングであなたの農場が100倍魅力的になる~』

という本に出会いました。

著者の山本浩通さんは牛の獣医さんです。

当時コーチングという言葉はビジネス雑誌では出てきていましたが、農業分野では聞いたことのない言葉。

新しいものが好きな僕は、畜産農家もこれからはコーチをつけて経営の方向性やメンタルの修正をしていく必要がある。

そう思ったんですね。

しかし著者の山本先生は獣医師なので、コーチ業はされていません。

そのため山本先生がコーチを受けていた杉本良明さんにコーチングの依頼することになりました。

僕は「新しい目標の設定とそれを管理するためにコーチを雇って自分のモチベーションをコントロールしよう!そして経営をさらに良くしよう。」

そんな思いでいっぱいでした。

今思えば、目標を失っていた自分が、依存できる場所を探していただけの気もします。

コーチングとは「クライアントのもともと持っている答えをコーチとの会話の中で引き出していく」そんなイメージがありますが、杉本コーチは自分からガンガン提案してくれるコーチでした。

電話で話していく中で、話は脱線してプライベートなことへ。。。

コーチ「田中さんは独身だって聞きましたが、結婚願望はないんですか?

僕「そ、そりゃ、良い人がいたら結婚したいとは思っています。」

コーチ「じゃあそのテーマでコーチングしていきましょうか。

僕「ええっ!!これってビジネスコーチングですよね。結婚相手を探すなんて、そんな(よこしまな)テーマありなんですか!?」

コーチ「もちろんですよ!だって結婚相手を探すなんて、一生のパートナーを探すってことなんですよ!経営目標の設定も大事かもしれませんが、一生のパートナーを探すことをないがしろにしてるなんて変ですよ。

僕「じゃ、じゃあそのテーマでお願いしてもいいですか?」

コーチ「わかりました。じゃあまず、ご自分の周りの方に『僕は本気で一生のパートナーを探したい。だから力になってもらえませんか』ってお願いしてまわりましょう!

僕「え?は、はい。。」

コーチ「「結婚相手を見つけたい!」っていう思いなんて、だいたいみんな思ったことあるもんです。だから気持ちも理解してもらえるし、何より真剣にお願いされたら「よっしゃなんとかしたろう!」って思っちゃうもんですよ。かっこつけて『僕は自分で見つけられるよ~』なんてすかしていたら駄目ですよ。

僕「な、なるほど~。(俺、カッコつけてすかしてたな・・・)」

コーチ「ではまず、お見合いなどで使う釣書をつくりましょう。とにかく餌屋の営業でも周りの牛飼いさんでも配りまくってください!これは一生のパートナーを見つける大事業ですので、恥ずかしがっていてはだめですよ!

僕「は、はい。頑張ります!」

そして僕は高校や大学の同級生や削蹄の兄弟子に電話をかけ、釣り書を持って「真面目な相談があるんですが、、、」とお願いしました(笑)

だけど釣書って履歴書みたいなもの。

自分の内面を伝えるツールではありません。

実際にお会いできても内面を知ってもらうまでには時間もかかりますし、そもそも会うまでが大変。

もっと簡単に自分の考え方や仕事内容、大切にしているものなどを知ってもらう方法として思いついたツールが『ブログ』だったんです。

よこしまな、いやいや、純粋な動機から始まったブログ。

今も色んな人達と繋げてくれる大切な分身みたいなものです。

(実際にブログがきっかけで縁が繋がり結婚もしたんですが、それは別の機会に。。。)

動機は婚活でしたが、ブログは自分を知ってもらうツールであるという考え方は今でも間違ってないと思ってます。

「これは一生のパートナーを見つける大事業ですので、恥ずかしがっていてはだめですよ!」

これの言葉が僕がブログを始めた理由であり、今もブログを書きつづける理由かな。

 

(ちなみにこちらが記念すべき初投稿↓↓↓最初から言いっ放しなとこが僕らしいです。)

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但馬牛の繁殖から放牧牛肉まで。

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放牧敬産牛肉「きょうふく」のお肉、第3弾は2月6日AM10:00に販売スタート

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667-1301

兵庫県美方郡香美町村岡区境464-1

cow@tanatiku.com

田中畜産 代表 田中一馬

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書いている人

しゃべらないけど発信はマメ 田中一馬

1978年生まれ。兵庫県三田市出身。田中畜産代表。
小さい頃から動物が大好きで北海道酪農学園大学へ入学。在学中に畜産の魅力に目覚め、大学院を休学して2年間畜産農家で住み込みの研修に入る。
2002年に独立して田中畜産を設立。但馬牛の子牛生産をメインに、牛の蹄を切る削蹄師として様々な農家の蹄をサポートをしている。
2008年に精肉部門を立ち上げ、自家産の但馬牛を中心に長期肥育や経産肥育、放牧牛肉の生産などをスタート。
好きなものは牛肉、漫画、純米酒、ウイスキー。ここ1年はサウナにドハマり中。

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