最終更新日2019.1.8 11:42
どうしたら伝わる?!この言葉⑧〜もぞっこい編〜
こんばんは。
兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産あつみです。
何はともあれ、まずはこの動画をご覧いただきたいのです。
おはようございます!今朝はこの動画から!ってまたカメ子かーい?!というしつこさも感じますが、カメ子が帰ってきた嬉しさをトゥイートしたくて秋。いない間食べてなかったのか、かぼちゃを入れるとすぐに食いついてました。#カメのキモチ #おかえりカメ子 pic.twitter.com/oUxC75GkTs
— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) September 1, 2017
昨日のブログでも書きましたが、行方不明になったクサガメのカメ子さんが帰ってきました。
子供達も大喜び。特に逃がした長男は本当に良い顔をしてました。
カメ子もお腹が空いていたのか、かぼちゃを水槽に入れたらすぐに食いついていました。
・・・・・ちょっとしつこさも感じますね!
でもそれくらい心が動いた出来事ということで!!!
で、そのカメ子逃げたブログで、この一文を書いていました。
実家の言葉だと「もぞっこい」というのですが、これはまた別のブログで書こう。
はい。
今日は久々に東北弁ブログ〜もぞっこい編〜を書いてみようと思います♫
もぞっこい。
ググってみると、こんな意味があります。
かわいそう。不憫。助けてあげたい。いじらしい。
こんな感じ。
関連語として、「めんこい」が挙げられています。
めんこい=かわいい という意味の、東北弁の中でも比較的県外にも知られてる方言です。
で、この「もぞっこい」も、かわいそうという意味の中に「かわいい」も含まれている方言なんです。
なんというんでしょう?
親目線で子供を見ている時の感覚に似ているといいますか・・・
母性を感じる言葉なんです。
先日のカメ子を逃がした長男の姿を見て
今にも泣きそうになって、もぞっこい子だこたぁ(いじらしい子だなぁ)
こんな感じの場面で使います。
大人に対してというよりも、子供や自分よりも年下に対して使うことが多いように思います。
もぞっこいは、略して「もぞい」とも言ったりしますが、なんだか「キモい」と似た響きで実家にいる頃はあんまり好きではありませんでした。
でも、今は割と好きです。もぞっこい。
子供も生まれ、かわいそう+かわいい を感じる場面を肌で感じることが多くなったからかもしれません。
なんか、丸さも感じられる言葉だよね^^
悲しさや愛おしさ、不憫さを含んだ「もぞっこい」
文章にすると長くなりますが、それを一言でピタッと表せる方言って奥深いですね。
泣きながら立ち去る長男を見て、ふと東北を思い出したのでした。