最終更新日2019.1.8 11:40
どうしたら伝わる?!この言葉②~たごまる編~
こんばんは。
兵庫県で但馬牛の繁殖農家・精肉販売をしております、田中畜産あつみです。
今日の午前中、お肉をご購入いただいた全員へ、無事発送を終えました~!
大変お待たせいたしました。
届くまでもう少しお待ちくださいね^^
宅急便で思い出したのか、クロネコヤマトさんを出る時、私の脳内でユーミンの「やさしさにつつまれたなら」がエンドレスで流れていたのはあまり興味がなかったですね。
めぇっせ~えぇ~~じぃ~~~~♪
昨日の方言ブログの反応が、私のやつにしてはなかなか反応が良かったんだよね
昨日、ふと思い立ち、実家宮城の方言についてブログにしてみました。
(気になる方はちぇけらー!為になることは書いてません)
それをTwitterにリンクを張ってみたら、いつものブログよりも多くコメントいただけたんです。
ありがとうございます!
アメリカの誰だか有名な方は、仕事で飛行機に乗る際、隣になった方と話すネタとして必ず方言ネタを入れてくるそうです。
(英語でも地方によってイントネーションが違うそう)
それくらい、方言の違いって人を楽しませることが出来るんだなぁと感じました。
・・・・そのアメリカの有名な方、誰だったかなぁ?(笑)
でですね。調子に乗って今日も方言ネタを行ってみたいと思いますYO!!!
「たごまる」ってなんですか?
そう。昨日のブログを投稿すると、こんなコメントをいただいたんです。
「たごまっていく」って何?!
バルーンさん、ちゃんと読んでてくださったんですねー。
「いずい」という宮城弁の直前に、「たごまる」というのも入ってたんです。
私の中ではそれ普通だったので、特に違和感なく書いたのですが・・・
ググってみると、れっきとした方言でした。
たごまる・・・・・紐やロープが絡まってほどきにくいさま。また、着ているものが次第に一か所に寄ること
(宮城の方言 goo辞書 より)
らしいです、はい。
例えばこんな感じ。
この左の方も。
この靴下も「たごまって」ます。
んだがら!!くづすたたごまったまま洗濯さ出すなや!!!
(もう!靴下くしゃっとなったまま洗濯に出さないでよね!!!)
と言われてしまう状況です。
文字に起こすとこんな感じなのですが、「いずい」同様、なんかしっくりこない部分があるんですよねー。
どちらかというと、文字や言葉で方言を捉えているんじゃなくて、視覚から入ってきた情景ごと方言として認識してると言いますか・・・。
なんだろう?
たとえば、文書を読んでその情景(たごまってるならたごまってるの情景)を想像するんじゃなくて、
たごまってる情景を見ながら「これが『たごまってる』ってことなんだよ」
と説明されて認識してるってこと。
視覚情報が先なんです(私の場合)。
だから、言葉だけで聞くと違和感があるんだろうな~。
これ、「牛さんの目利き」にすごく似てる感覚だな~と思いました。
品評会の時や牛市の時。
お母さん牛として良い牛さんや、肥育素牛として良い牛さんを選ぶとき、昔は
「こういうのが良い牛なんだ。」
という説明で、あとは自分で見て覚えなさい。
って感じだったそうです。
もちろん、それを文章化して説明してくださる先輩もいらっしゃいます。
でも、突き詰めて聞くと
「こういうのが良いとしか言えへんなぁ~」
と仰る方もいます。
牛さんの見た目や肌触り、纏う空気感ごと覚えろよ、って。
絵本のブログでも書きましたが、言語化する前の、そんな空気感全部含めて認識してることって、いっぱいあるんじゃないかな。
方言にしても、牛さんにしても。
そういう世界観、好きだなぁ。
では、まとめ。
たごまる=服がもみくちゃっとなってる。紐がこんがらがって団子みたいになってる。
です!!!