最終更新日2019.1.8 11:40
牛市は自分の牛を客観的にみられる場所〜但馬家畜市場3月子牛市〜
こんばんは。
兵庫県で但馬牛の繁殖農家をしております、田中畜産あつみです。
今日は3月の但馬家畜市場。子牛の出荷がありました。
そういえば、牛市ってどんな感じなの?
というのを、写真も入れながら見ていきたいと思います!
え?そんなに興味ない??
まぁそう言わずに♪( ´θ`)ノ
市場には早朝には到着しておかなくてはいけないので、牛舎の牛飼いや市の準備は朝方(実家の妹に話したら「それ夜中っていうんだよ」と言われました(笑))から始めます。
家畜車に子牛たちを乗せ、いざ行かん!
昨日から降り出した雪はほとんど止みましたが、あたりは雪景色。
ここ但馬は雪国なので、そういう時には夜中からずっと除雪車が通ります。
地元の土木屋さんがメインでしてくれるのですが、すごくありがたいです。
スムーズに家畜車は進みます。
うちのお隣町に入ると、雪は全く積もっておらず。
同じ但馬地域ですが、北と南では気候が違います。
お、夜が明けてきました。
冬場は日が出るのが遅いので、お日様を見るとなんだか嬉しくなりますね。
我が家を出て車で走る事1時間弱。
但馬家畜市場に到着〜。
すぐさま子牛を降ろしてつなぎ場につなぎます。
ホコリや汚れを落とし、毛並みを綺麗にします。
その後、肥育農家さんや、繁殖素牛(おかあさん牛)として購入する繁殖農家さんなど、お客さんが手入れされた子牛たちを見ていきます。
品定めです。
この時の農家さんの表情は怖いくらい真剣です。
お手入れが終わってから競りの開始まで、しばらく時間が開きます。
その間は、出店に売ってあるたこ焼きとかを食べながら、先輩農家さんたちと
談笑。
ここのたこ焼きが一番好きです。
味もですが、ここで食べるのが好き^^
市場で農家さんたちと顔を合わせる場は、情報交換の場でもあります。
今は教えてもらうことのほうが圧倒的に多いです。
やっぱり、直接顔を合わせて話すのは大事。
たこ焼き食べながらいつも思います。
余談なのですが、最近ね・・・
但馬家畜市場に、ベビーカステラ屋さんが来るようになったんですー!!
前はたこ焼きとたい焼きだけだったのにーーー!!
この形・・・・・存在そのものが可愛らしすぎる!!!!
素朴な甘さもいいですね。
食べだすと止まらなくなります♪(´ε` )
そうこうしているうちに競り開始。
競り番はくじ引きで決められ、後はその順番通りに競り会場まで引き出し。
競り落とされたら、購買者さんの留め馬屋まで連れて行くのです。
こうした流れの中で、子牛市は終わります。
我が家の5頭も、次の農家さんの元へ無事に嫁いでいきました。
新しい農家さんのところでも元気にね。いっぱい食べるんだよ。
帰りの家畜車の中では、感想や反省を。
もっといい牛作りたいね。作んなきゃね。反省点もいっぱいで、この方向で行ってみようという部分ももちろんあって。
明日からまた牛飼いやるで。って思うんです。
うん。牛飼いで〜。