最終更新日2019.1.8 11:39
田中畜産の夫婦はこうして誕生した②
こんばんは!
兵庫県の但馬牛繁殖農家の田中畜産あつみです。
今日は昨日の続き、
なんで宮城県から兵庫県に嫁いできたのー?
の続きを書こうと思います。
第一印象がイケメンな農家さんとYさんと3人で、朝の見回りに行ったんだよね
夜に呼び出しを受けて現地に向かったものの、誰も起きておらず理不尽な気持ちをほんの少し抱いたまま就寝し、翌朝。
のちに旦那さんとなる田中一馬さんが、昨夜使ったと思われる食器を洗っていたので、私も手伝わねばと、一緒に食器洗いをしたのが初対面でした。
シャイな性格のため話しかけることはせず。
でも、ちょっと見た感じは・・・・・・
あれ?もしかして・・・・イケメンさんなのでは???
その当時の写真がありました。
あ、違いました。
これは岩手県八幡平市にいる「大ちゃん」という馬車馬さんです。
とても良いお顔ですよね〜。
こっちでした。
ね?なかなか爽やかなイケメンさんですよね〜。
そんな第一印象でした。
その後、食器洗いも終わり、本当に手持ち無沙汰になったので、何か話しかけた方が良いのではないか?と気を使う私。
とりあえず、ありきたりに自己紹介と、
「あなたは何のお仕事をされていて、なんでここに視察に来たのか?」
を訪ねてみることに。
すると、
「僕は和牛の繁殖農家をしていまして、こちらは牛の放牧について見学に来ました」
みたいなことを言ってたと思うのですが、いかんせん
聞き取りにくい!!!!!
かちゅぜちゅ、いいんっすけど・・
(気になる方は「吉本新喜劇 諸見里」で検索してください)
いや、滑舌はそんなに悪くなかったんですよ。
なのですが、ボソボソと早口で喋るので、何を言っているのかわからない!
そもそも「和牛繁殖農家」ってなにーーーー??
素人に、専門用語は使ってはいけません。
仕事のイメージがわかないと、相手のイメージも定まりませんね〜。
乳牛じゃなくて、なんだか黒い牛さんを飼っているというのはわかりました。
それから起き出したYさんと一緒に、3人で朝の仕事へ向かいます。
まずは、放牧場で牛さんの観察&餌やり。
その時、ハプニングが!
私は子牛のお部屋(写真、水色の屋根の建物)を掃除していたのですが、誤って子牛が脱走!
捕獲してお部屋に戻さなくては!
という状況に。
今でしたらすぐに出来ますが、当時は経験もほとんどないため四苦八苦。
そこへ、視察農家さん登場!
あっという間に捕まえて、子牛をお部屋に戻してくれました。
それだけ聞くと、なんだか少女漫画のシーンみたいですよね〜。
キュン❤️ポイントな感じですが、その時の私は
「あー!すみません!ありがとうございました!!!(・・・・・・・・・ちっ)」
という態度でした(笑)
今にして思えば、そりゃね、牛飼い経験の差もありますし、当然の結果なのですがね。
私は捕まえられなかったのに相手は雑作もなく捕まえられたのが悔しく、素直に「すごーい!」とは思えませんでした。
変なところで負けず嫌いです。
左が田中さんで、右がYさんこと山川将弘さん。
今は栃木県で「森林ノ牧場」という放牧酪農の会社を立ち上げ、社長をされています。
見た目は爽やかですが、熱意の塊の酪農家です。
それから、社長と社長の奥さんと視察農家さんの4人で、短角牛を見に行ったんだよね
朝の仕事を軽く終え、そのまま出社。
すると社長が、今日で視察農家さんが帰るということで、お隣町にいる短角牛(和牛の一種類)を見に連れて行ってくれることになりました。
車には、社長と社長の奥さん、視察農家さん、そして私。
なんともよく分からないメンバーです(笑)
車内でも、あまり話す気配のない農家さん。
やはり何か話したほうが良いだろうかと、ここでも気を使う私。
思いついたことを社長や奥様に質問したり、それに農家さんも入ってきたり、そうこうしているうちに短角牛を見せていただき、お別れの時間に。
盛岡市内へ戻るバスまでお見送りをし、その場を後にしたのでした。
あ、その時に名刺をいただきました。
丁寧に、裏には携帯のメールアドレスも書かれていました。
約半日一緒にいて、農家さんに抱いた印象が
・イケメン
・黒い牛さんを飼っている
・名前に「馬」という字が入っている
(私は馬が好きなのでつい目がいってしまう)
・熱意を持って仕事をしているようだ
・・・・くらいでしょうか?
普通だったら、もう二度と会うこともないであろう人。
普通だったらね。
でも、人の縁って、どこでどうなるかわからないものです。
続く
あ!
主人が、私たちの出会いをすごく良い文章にまとめてくれました!
これを読んだら大体の流れがわかります(^^)
が、私の回想はもう少し続きます(笑)
(続く)